VW新型『IDクロス・コンセプト』初公開 EV版Tクロス、2026年発売へ 全長4.16mの電動SUV
公開 : 2025.09.08 18:55
フォルクスワーゲンが新型『IDクロス』のコンセプトモデルを公開しました。IDポロのSUV版で、2万5千ポンド(約500万円)での発売が見込まれます。力強くも「親しみやすい」デザインが特徴です。
「好感の持てる」キャラクターを目指す
フォルクスワーゲンは、ドイツで開幕したミュンヘン・モーターショーにおいて、新型のコンセプトカー『IDクロス・コンセプト(ID.Cross Concept)』を公開した。量産バージョンは来年末に登場予定で、価格は約2万5000ポンド(約500万円)からとなる見込みだ。
実質的にハッチバックの新型IDポロのSUV版であり、都市部での使い勝手が良く長距離走行も可能な5人乗りSUVと位置付けられ、ID.4の下位モデルとしてラインナップに加わる。

フォルクスワーゲンによると、Tクロスに相当するEVという立ち位置を明確にするため、IDクロスと命名したという。これは、2018年以来EVモデルで採用されてきた数字ベースの名称に代わる、新しい命名法だ。
IDクロスは、フォルクスワーゲン・グループが今後1年半以内に発売を予定している4車種の小型EVの1つである。IDポロ、クプラ・ラヴァル、スコダ・エピックと並び、いずれもMEBエントリー・プラットフォームを採用する。
全長4161mm、全幅1839mm、全高1588mm、ホイールベース2601mmと、既存のTクロスとほぼ同サイズだ。IDポロと比べると全長で108mm、全幅で23mm、全高で53mm大きい。
デザイン責任者のアンドレアス・ミント氏はAUTOCARに対し、IDクロスは「明快で、本物らしく、好感の持てる」デザインを目指し、頑丈なオフローダーのような外観に仕上がっていると語った。さらに、「微笑んでいるような」3Dフロントライトシグネチャーは「親しみやすいキャラクター」を意図したものだという。IDバズを彷彿とさせるCピラーなど、他モデルの特徴的な要素も備えている。
ファブリック多用のシンプルな内装
インテリアはIDポロと同様だ。光沢のあるプラスチック素材を廃し、目に見えるほぼすべての面を淡いファブリック素材で覆うことで、明るくラウンジのような雰囲気を演出している。
ダッシュボードは変化の少ないシンプルな造形とされ、2つのデジタルディスプレイ(運転席前の11インチデジタルメーターと13インチ中央タッチスクリーン)だけが配置されている。物理的なスイッチ類は、小さく一列にまとめられている。

ステアリングホイールも簡素化され、角張った形状とタッチパネルを採用した。
トランク容量は450Lで、ボンネット下には小型フロントトランク(25L)がある。シートはすべてフルフラットに折り畳めるという。
MEBエントリー・プラットフォームをベースに、最高出力211psの電気モーターをフロントに搭載する前輪駆動方式とした。最高速度は175km/h、航続距離は最大420kmとされている。
量産バージョンのIDクロスは来夏に発表され、2026年後半に英国市場へ投入される予定だ。
価格を未発表だが、英国では約2万5000ポンド(約500万円)からになると予想されている。IDポロより3000ポンド(約60万円)ほど高い予想だが、上位のID.4より大幅に安くなる見込みだ。
IDクロスの生産はスペインのパンプローナ工場で行われる予定だ。


























