【ランドローバー上陸75周年】公式レストモッドのクラシック・ディフェンダー『ムロマチ・エディション』2台限定発売 6400万円

公開 : 2025.10.31 06:25

1950年、東京は日本橋室町にランドローバーの日本1号車が輸入されてから75周年を記念した、公式レストモッドのディフェンダーがリリースされます。90と110ボディ各1台ずつで、価格は6400万円です。

ランドローバー上陸75周年記念モデル

ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、日本限定の特別仕様車『クラシック・ディフェンダー・ワークス・V8 ムロマチ・エディション(CLASSIC DEFENDER WORKS V8 MUROMACHI EDITION)』の受注を2025年10月29日より開始した。

この特別仕様車はショートホイールベースの『90』と、ロングホイールベースの『110』がそれぞれ1台ずつ、合計2台の限定販売となる。

クラシック・ディフェンダー・ワークス・V8 ムロマチ・エディション
クラシック・ディフェンダー・ワークス・V8 ムロマチ・エディション    ジャガー・ランドローバー・ジャパン

このモデルは、日本でのランドローバー事業開始75周年を記念し、1950年に初めて『ランドローバー・シリーズ1』を輸入した『日本エンジニアリング株式会社』の所在地であった、東京の日本橋室町2丁目2番地に由来したネーミングとなっている。

『クラシック・ディフェンダー・ワークス・V8 ムロマチ・エディション』の価格は『90』、『110』ともに、6400万円となる。

専用のビスポークとラグジュアリーな内装

エクステリアには、このモデルのために特別に開発されたビスポークカラー『ムロマチヘリテージニュートラルグレイ』を採用。

車体にはランドローバー・シリーズ1の輸入車用シャシープレートから着想を得て、バーミンガム最古の宝飾店が仕立てた真鍮製の専用バッジが装着される。

クラシック・ディフェンダー・ワークス・V8 ムロマチ・エディション
クラシック・ディフェンダー・ワークス・V8 ムロマチ・エディション    ジャガー・ランドローバー・ジャパン

また、ヘリテージメッシュグリルはボディ同色とされ、ナルヴィックブラックのスチールホイール、ブラックアルマイト仕上げのエクステリアドアハンドル、ブラックの金具類がアクセントとなり、エクステリアを引き立てている。

インテリアにはブリッジ・オブ・ウィアー社製のラグジュアリーなチョコレートブラウンのセミアニリンレザーでまとめられる。

このリッチで深みのあるレザーには、シルバーアルマイトのドアハンドルとサテンブラックのファブリックルーフフレームを合わせることで、時代を超越した日本の伝統芸術とデザインを表現している。

『90』は2026年のディフェンダー最終型のファブリックルーフをモチーフとしたソフトトップ仕様となっており、サイドとリア部を開いて巻き上げることで、オープンエアドライビングを楽しむことも可能である。また、初めて採用されたブラウンのモヘア仕上げファブリックルーフは、耐久性と上質さを兼ね備えた仕上がりとなっている。

入念なレストアとアップデート

『ランドローバー・クラシック』は2012〜2016年に生産されドナー車両をベースに、入念にレストア、リデザイン、アップグレードが施されている。

『ムロマチ・エディション』においても、車両を分解した後に、新しい部品を使用して新車と同様に組み立てられる。

クラシック・ディフェンダー・ワークス・V8 ムロマチ・エディション
クラシック・ディフェンダー・ワークス・V8 ムロマチ・エディション    ジャガー・ランドローバー・ジャパン

その過程でアイバッハ製カスタムスプリングとビルシュタイン製ダンパー、改良型アンチロールバーや再設計されたリサーキュレーティングボールステアリングシステム、改良型アルコン製ブレーキなどのアップグレードパーツが組み込まれ、さらに洗練されたドライブエクスペリエンスを提供する。

こうしてリビルドされた車体には、ランドローバー純正の5.0L V8ガソリンエンジンと8速オートマチック・トランスミッションが搭載され、最高出力405ps、最大トルク52.5kg-mを発揮する。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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