ダカール・ラリー2026ワークス初参戦の『ディフェンダー』、市販車クラスでワン・ツー・フィニッシュ達成!

公開 : 2026.01.23 07:25

今年のダカール・ラリーのストック・カテゴリーに、初のワークス体制で挑んだディフェンダーが、ワン・ツー・フィニッシュで競技を終えました。初参戦のデビューウィンで、ディフェンダーのポテンシャルが証明された形です。

ディフェンダーがダカールでデビューウィン

1月3~17日にサウジアラビアで開催された、FIA世界ラリーレイド選手権(W2RC)『ダカール・ラリー2026』に、初のワークス体制で参戦した『ディフェンダー・ラリー』チームが、ストック(市販車)カテゴリーで輝かしい戦果を挙げた。

ディフェンダーはデビュー戦ながら、ロカス・バチュスカ/オリオール・ビダル組が58時間9分45秒の総合タイムを記録し、見事に総合優勝を果たした。

W2RCストック・カテゴリーにワークス参戦した『ディフェンダー・ダカールD7X-R』。
W2RCストック・カテゴリーにワークス参戦した『ディフェンダー・ダカールD7X-R』。    ジャガーランドローバー・ジャパン

さらに、サラ・プライス/ショーン・ベリマン組は2位に入り、チームは初参戦でワン・ツー・フィニッシュという歴史的快挙を達成した。

さらには、ダカール・ラリーのレジェンド、ステファン・ペテランセル/ミカ・メッジェ組も4位でフィニッシュしており、エントリーした3台すべてが過酷なラリーを完走するという高い信頼性を証明してみせた。

2026年のW2RC開幕戦でもある本大会で、ディフェンダーはそのパフォーマンスと耐久性を見せつけた。

市販車オクタ譲りのメカニズム

今回、チームに勝利をもたらしたマシン『ディフェンダー・ダカールD7X-R』は、市販のハイパフォーマンスモデル『ディフェンダー・オクタ(OCTA)』と密接な関係にある。

ベース車両と同様にスロバキアの工場の生産ラインで製造されたボディシェルを採用し、堅牢なD7xボディアーキテクチャや4.4LツインターボV8エンジンも同様に搭載している。

W2RCストック・カテゴリーにワークス参戦した『ディフェンダー・ダカールD7X-R』。
W2RCストック・カテゴリーにワークス参戦した『ディフェンダー・ダカールD7X-R』。    ジャガー・ランドローバー・ジャパン

トランスミッションやドライブラインのレイアウトも市販車と共通だが、過酷な競技環境に対応すべく、トレッド幅の拡大や車高アップといったストック・カテゴリーのレギュレーションに沿った改良が施されている。

また、サスペンションや冷却機能の強化も行われており、市販車のポテンシャルを極限まで引き上げた仕様となっている。

そして『ディフェンダー・ダカールD7X-R』は、14日間にわたるサウジアラビアの砂漠で合計2万4000kmを走破し、デビュー・イヤーにして、そのポテンシャルとタフネスを実証した。

次戦ポルトガルにも参戦

ディフェンダー担当マネージング・ディレクターのマーク・キャメロンは、デビュー戦での上位独占について『歴史に残る好成績』と称賛し、チームの並外れた努力と結束力を高く評価した。

今回のダカール・ラリー参戦は3年間にわたるワークス・プログラムの初年度にあたり、2026年3月17日からはW2RC第2戦となる『BPアルティメイト・ラリーレイド・ポルトガル』への参戦も予定されている。

W2RC 2026開幕戦『ダカール・ラリー』のストック・カテゴリーに初参戦のディフェンダーが、1位・2位・4位に入賞でフィニッシュ。
W2RC 2026開幕戦『ダカール・ラリー』のストック・カテゴリーに初参戦のディフェンダーが、1位・2位・4位に入賞でフィニッシュ。    ジャガー・ランドローバー・ジャパン

チーム・プリンシパルのイアン・ジェームスも、全員が力を合わせ最後まで努力した姿勢を強調しており、今後の活躍にも期待がかかる。

『不可能を可能にする』というブランド理念を追求するディフェンダーは、モータースポーツの最高峰での挑戦を今後も継続していくこととなる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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