限定25台 クラシックなランドローバー・ディフェンダー 歴史的探検にインスパイアされた特別仕様車

公開 : 2022.07.29 06:05

旧型ディフェンダーをベースとした特別仕様車「ワークスV8トロフィーII」が発表されました。ランドローバーの探検の歴史にインスパイアされた、世界25台限定のモデルです。

白黒カモフラージュが映える特別限定モデル

ランドローバーのクラシック部門は、同社の歴史とオフロードの伝統にインスパイアされた限定モデル、ディフェンダー・ワークスV8トロフィーIIを公開した。

2012年から2016年までに製造されたディフェンダーをベースとしたもので、手作業で解体・再構築され、アップグレードされたサスペンションとステアリング、強化ブレーキを備えている。

ランドローバー・ディフェンダー・ワークスV8トロフィーII
ランドローバー・ディフェンダー・ワークスV8トロフィーII    ランドローバー

英国価格は22万5000ポンド(約3700万円)から。90、110、110ダブルキャブ・ピックアップのボディタイプが用意される。総生産台数はわずか25台。うち20台が90と110、残りの5台がダブルキャブ・ピックアップに割り当てられる予定だ。

パワートレインは、最高出力405psと最大トルク52kg-mを発生する5.0L V8ガソリンエンジンに、8速ATを搭載。

ブラックとホワイトのカモフラージュ・デザインが特徴的で、グロスブラックの18インチホイールが装着される。ランドローバーによると、このデザインは、ランドローバーが「困難な地形を制覇」してきた23の場所をモチーフにしているという。

また、ウインチ、光沢を抑えたサテンブラックのボンネット、長さ1.2mのLEDライトバーを追加し、エクステリアを強化。ロックスライドや外付けロールバーも装備されている。水深500mmまで潜ることができるとのこと。

ディフェンダーの「探検」の歴史にオマージュ

インテリアでは、コントラストステッチが施されたブラックとホワイトのレザーシートを採用。ドア、ダッシュボード、ヘッドライナーにもレザーが施されている。ナビやスマートフォンとの接続機能など、各車載システムもランドローバー・クラシック部門によって搭載される。

ジャガー・ランドローバーのスペシャル・ビークル・オペレーションズ部門のマネージング・ディレクターであるマイケル・ヴァン・デル・サンデは、次のように語っている。

ランドローバー・ディフェンダー・ワークスV8トロフィーII
ランドローバー・ディフェンダー・ワークスV8トロフィーII    ランドローバー

「ディフェンダーは、世界中のあらゆる地形を制覇してきました。最新のクラシック・ワークスV8トロフィーIIは、この探検の歴史に敬意を表し、これまで訪れた素晴らしい場所へのオマージュとなるユニークなエクステリアデザインを採用しています」

「25台の車両は、情熱的なスペシャリストチームによって調達、組み立て、リマスタリングされた愛着のある作品です。オーナーの皆様には、コレクション性の高い車両を納車するだけでなく、特注のランドローバー・トロフィーイベントで究極のテストを体験いただくという特別な機会をご用意します」

購入者は、ランドローバーの探検にインスパイアされたオフロード・チャレンジに参加することができ、優勝チームには「大賞」が贈られるとのこと。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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