【AOG湘南里帰りミーティング2025】過去最高の388台が参加!『byオーテック』、『by ニスモ』で繋がる楽しさとは

公開 : 2025.11.29 12:15

11月15日、『AOG湘南里帰りミーティング2025』が開催されました。茅ヶ崎から全国に出荷されたクルマが誕生の地に集結する当イベントは、メーカーが主催するオーナーミーティングの先駆けとして知られます。高桑秀典のレポートです。

メーカー主催オーナーミーティングの先駆け

去る11月15日、好天となった大磯ロングビーチ第一駐車場を会場として『AOG湘南里帰りミーティング2025』が開催された。

AOGは『オーテック・オーナーズ・グループ』のことで、主催者である『日産モータースポーツ&カスタマイズ』(以下NMC/2022年4月にオーテックジャパンとニッサン・モータースポーツ・インターナショナルを統合)の本社が茅ヶ崎(湘南)にあることから、『里帰り』というネーミングとなっている。

毎回、オーテックのカスタムカーとニスモのロードカーで会場が埋め尽くされる。
毎回、オーテックのカスタムカーとニスモのロードカーで会場が埋め尽くされる。    高桑秀典

茅ヶ崎から全国に出荷されたクルマが誕生の地に集結する当イベントは、メーカーが主催するオーナーミーティングの先駆けで、2004年にスタート。

2013年は台風接近予報、2020年と2021年はコロナ禍の影響で実施できなかったので、今年で18回目の開催となる。

オーテックのカスタムカーおよびニスモのロードカーを愛用しているユーザーに対してNMCが感謝の意を込めて開催しているビッグイベントだが、あくまでも『オーナーを主役とした大規模なオフ会』というスタンスで実施されている点が、初回からの特徴となっている。

そのため、今回も主催者側が用意したコンテンツを観るだけのイベントではなく、全国各地から愛車を持ち寄ったオーナーがメインキャストになり、オーナー同士の交流を大切にする雰囲気が醸成されていた。

その空気感の中でNMCはユーザーとのつながりを通して理解を深め、ニーズにマッチしたクルマを提供しているのであった。

車種ごとに駐車しユーザー同士が交流

単一車種ユーザーによるオーナーミーティングとは異なり、NMCというメーカーが主催する大規模なオフ会なので参加人数が多く、今年は797名、420台という申込受理数での開催となった。

当日は様々な事情で来場できなかったオーナーもいて、実際には634名、388台での開催となったが、それでも参加台数は過去最高で、オーテックのカスタムカーとニスモのロードカーを愛用しているユーザーが着実に増えていることを窺い知れた。

エクストレイル・ロッククリークやパトロール・ニスモといった話題の新型車が展示された。
エクストレイル・ロッククリークやパトロール・ニスモといった話題の新型車が展示された。    高桑秀典

参加車両はノートが最多で、それにセレナが肉迫。マーチオーラ、エクストレイル、スカイラインシルビアステージアエルグランドという順番で続く内訳となった。

常連の参加者が多いが、毎回3割が初参加とのことで、今後もユーザーの新陳代謝を繰り返しながら継続開催されていくだろう。

会場では車種ごとに駐車するのでユーザー同士が交流でき、さらに車種の垣根があっても『by オーテック』、『by ニスモ』であるがゆえにつながれる楽しさもあって、どのエリアも活気があった。

今回も開会式の後に『遠来賞』と、走行距離最長車に賛辞を贈る『過走大賞』の表彰があり、北東の遠来賞は北海道から参加の『セレナe-POWERオーテック』、南西の遠来賞は佐賀県から参加の『オーラ・ニスモ』、過走大賞は38万8500kmを走破している『プリメーラ・オーテック・バージョン』(茨城県から参加)が受賞した。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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