【アースカラーにアクア】ディフェンダーがダカール・ラリー参戦車のリブリー公開 ペテランセルら3台体制

公開 : 2025.12.02 17:25

パートナー企業との共同開発

タイヤはより大径の35インチとされるほか、60mmのトレッド幅拡大と高められた車高によって、グランドクリアランスを向上させ、砂漠での厳しい環境に対応する。

サスペンションは、市販車の『ディフェンダー・オクタ』の持つ運動学的原理を下敷きに、パートナー企業のビルシュタイン社とともにオリジナル共同開発されたもの。

2026年1月のダカール・ラリー参戦に向けて公開された、新たなリブリーの『ディフェンダー・ダカールD7X-R』。
2026年1月のダカール・ラリー参戦に向けて公開された、新たなリブリーの『ディフェンダー・ダカールD7X-R』。    ジャガーランドローバー・ジャパン

フロント・シングルコイルオーバー、リア・パラレルツインダンパーを使った高性能ダンパーシステムにより、最も過酷な条件下でパフォーマンスを発揮するとともに、550Lの燃料タンクなどによる重量増にも対応している。

これは、市販車にもビルシュタイン製ダンパーを採用しているという関係を基盤としたものであり、『シャクルトン』や『アルパインスターズ』、『カストロール』などの世界のトップクラス・ブランドとともに、『ディフェンダー・ラリーチーム』のパートナーとして名を連ねている。

イアン・ジェームス、チーム代表のコメント

『ディフェンダー・ラリー』チーム・プリンシパルのイアン・ジェームスは、以下のようにコメントしている。

「ディフェンダーは未知なる領域へと挑みます。ダカール・ラリーがモータースポーツ界でもっとも過酷な挑戦の1つではありますが、過酷であるからこそ挑戦するのです」

『ディフェンダー・ラリー』チーム・プリンシパルのイアン・ジェームス。
『ディフェンダー・ラリー』チーム・プリンシパルのイアン・ジェームス。    ジャガー・ランドローバー・ジャパン

「徹底的なテストプログラムを経て、これから始まる冒険に挑むべく、チームの準備も『ディフェンダー・ダカールD7X-R』も仕上がっています」

「世界トップクラスのパートナーと、地球上でもっとも優れたラリーレイドドライバーたちとともに、私たちは最高峰の戦いに挑戦します。」

「W2RCで競技デビューを果たすことを誇りに思うと同時に、非常に興奮しています。今シーズンの展開がとても楽しみです」

ドライバー、ペテランセルのコメント

「経験があってもダカールへの挑戦は簡単ではありません。ただ、その過酷さをより深く理解できるだけです」

「私たちは『ディフェンダー・ダカールD7X-R』を徹底的にテストしました。それはかなり過酷なものでしたが、そうあるべきなのです。あらゆる事態に備えなければなりません」

『ディフェンダー・ダカールD7X-R』に乗る、ステファン・ペテランセルとミカ・メッジェ。
『ディフェンダー・ダカールD7X-R』に乗る、ステファン・ペテランセルとミカ・メッジェ。    ジャガー・ランドローバー・ジャパン

ドライバー、バチュスカのコメント

「ダカールは人間とテクノロジーとエンジニアリングの限界に挑むレースです。来年のダカールのルートは誰も知りませんし、ましてや結果など予測できません」

「ですが、私たちは必ず成功するという固い決意を持っています。そして『ディフェンダー』は、成功のために必要不可欠なマシンです」

『ディフェンダー・ダカールD7X-R』に乗る、ロカス・バチュスカとオリオール・ビダル。
『ディフェンダー・ダカールD7X-R』に乗る、ロカス・バチュスカとオリオール・ビダル。    ジャガー・ランドローバー・ジャパン

ドライバー、プライスのコメント

「ダカールは単に他者と競うものではなく、自分自身との戦いであり、人間の忍耐力とチームワークの真価が問われる場です。チームとして、私たちは『ディフェンダー』と1つになり、1kmずつ着実に進み、降りかかるあらゆる困難に適応していかなければなりません」

「未知への領域へ踏み込むことになるかもしれませんが、私たちには史上最強の『ディフェンダー』があります。ダカール開幕が待ちきれません。」

『ディフェンダー・ダカールD7X-R』に乗る、サラ・プライスとショーン・ベリマン。
『ディフェンダー・ダカールD7X-R』に乗る、サラ・プライスとショーン・ベリマン。    ジャガー・ランドローバー・ジャパン

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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