ルノー新型SUV『フィランテ』発表 独自デザインの高級志向モデル グローバル戦略の旗手に

公開 : 2026.01.15 17:25

韓国市場に重点を置いた設計

独自性を強調するため、ルノーはデザインに力を入れた。外観はSUVと呼べるものだが、箱形のライバル車との差別化を図るためにセダンからインスピレーションを得ている。流麗なルーフラインと張りのある表面処理は、「スピード感と躍動感を連想させる」ものだ。

デザイン責任者ローレンス・ヴァン・デン・アッカー氏はAUTOCARに対し、欧州では高級車販売に苦戦した(サフラン、ヴェルサティス、アヴァンタイムなど)が、韓国市場にはチャンスを見出していると説明した。

新型『フィランテ』
新型『フィランテ』    ルノー

「正直なところ、欧州のセダン市場は厳しい。ドイツや英国との競争が激しすぎるのです。実際、高級車の最大の市場はドイツと英国で、そこではドイツ車が支配的です」

「ルノーには失うものがないため、全力を注ぐことができます。このデザインはかなりエキゾチックなものですが、韓国ではルノーはごく小さなブランドなので、挑戦してみる価値はあると考えています」

そのため、フィランテは欧州向けSUVとは異なる形状であるだけでなく、独自のフロントデザインと「彫刻的な」リアエンドを備えている。従来のデザイン言語から脱却し、韓国市場の嗜好を反映したものだ。

ヴァン・デン・アッカー氏は「韓国市場は常に新しさや独自性を求めています。ですから、フィランテは既存ラインナップを補完するものとして適しているのです」と述べ、他市場への影響は限定的だとした。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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