日産「パイクカー」復活? レトロな低価格新型EV『ウェーブ』来年欧州導入へ ベースはトゥインゴ
公開 : 2026.01.07 07:25
日産は、ルノー・トゥインゴをベースとする新型EV『ウェーブ』を来年欧州で発売する予定です。1980年代のパイクカーシリーズから着想を得たレトロデザインを採用し、価格は2万ポンド(約420万円)以下となる見込み。
パイクカーに着想を得たレトロなデザインへ
日産は来年、新型の小型EV『ウェーブ(Wave)』を欧州で発売する予定だ。ルノー・トゥインゴをベースに、かつての「パイクカー」シリーズの影響を受けたレトロデザインを採用する。AUTOCARの取材で明らかになった。
ウェーブは、ルノーの工場でトゥインゴと並んで生産される。容量27.5kWhの低コストのリン酸鉄リチウムバッテリーを採用するため、トゥインゴと同様の2万ポンド(約420万円)以下の価格帯となる見込みだ。

日産欧州デザイン責任者ジョバンニ・アローバ氏はAUTOCARに対し、ウェーブのデザインは1980年代後半から1990年代初頭にかけて生産されたパイクカーシリーズに着想を得ていると述べた。
『ウェーブ』という名称は、別の関係者によって確認された。
全長約3.8m? 航続距離は260kmか
パイクカー第1弾の『Be-1』は初代『マーチ』をベースとしており、1950年代の自動車デザインを大胆に取り入れたことで、日本国内外で瞬く間に人気を博した。1985年の東京モーターショーで公開された際、注文が殺到したため、生産予定台数1万台の購入者を抽選で決めることとなった。
ルノーの新型トゥインゴも、1990年代の初代モデルを彷彿とさせるレトロな趣向が施されている。日産はこれを基盤に、ルノー5をベースにした『マイクラ』と同様、大幅な変更を加えることなく独自の個性を際立たせる方針だ。

日産がパイクカーの外観をどこまで再現するかは未知数だが、アライアンスパートナーであるルノーの5と4の成功には注視しているはずだ。
ウェーブはAmprスモール・プラットフォームの短縮版を採用し、全長3.79mのトゥインゴと同サイズとなり、航続距離も同車の260kmに匹敵する見込みだ。
トゥインゴは、開発期間わずか21か月、部品点数削減による生産効率の向上、CATL製の低価格バッテリーの採用など、コスト削減に大きく力を入れたモデルだ。
日産は2013年にインド生産の『ピクソ』を廃止して以来、欧州Aセグメントから撤退していた。しかし、欧州連合が小型EVの現地生産促進のため、自動車メーカーに対して販売1台につき付与する「クレジット」を通常の1.3倍とする方針を固めたことで、小型EV導入のモチベーションは高まりつつある。































































