【団長安田も大興奮】ポップカラー+ディーゼル+MT!限定車『ルノー・カングー・クルール・ディーゼル』発表

公開 : 2025.05.13 12:05

ルノー・ジャポンは5月10日、ルノーのMVP『カングー』の限定車、『ルノー・カングー・クルール・ディーゼル』を発表しました。ポップカラーのディーゼルで、ATだけでなくMTも用意されます。大音安弘のレポートです。

カタログモデルにはない専用カラー

ルノー・ジャポンは5月10日、ルノーのMVP『カングー』の限定車、『ルノー・カングー・クルール・ディーゼル』を発表した。

『クルール』は、色をテーマとした日本独自の限定車で、カタログモデルにはない専用のボディカラーを纏っているのが最大の特徴。その最新の限定車『カングー・クルール・ディーゼル』が、同日に開催されたルノー公式ファンミーティング『ルノーカングージャンボリー2025』で初披露された。

ルノー・ジャポンは『カングー』の限定車、『ルノー・カングー・クルール・ディーゼル』を発表。
ルノー・ジャポンは『カングー』の限定車、『ルノー・カングー・クルール・ディーゼル』を発表。    大音安弘

最大の特徴である限定ボディカラーには、夏の太陽が降り注ぐ南フランスの地中海をイメージしたオレンジ色『オランジュ コロンジュ』を採用。

装備内容は、黒バンパー仕様のグレード『クリアティフ』の内容に加えて、滑りやすい路面でのグリップを失わずに駆動させる『エクステンデッドグリップ』、高速道路の冬タイヤ規制に対応する『オールシーズンタイヤ』、駐車をサポートする『パーキングセンサー(前後)』、駐車時のステアリング操作支援を行う『イージーパーキングアシスト』、センターコンソール内蔵の『スマートフォンワイヤレスチャージャー』などが特別装備されている。

ちなみにこのオレンジ色は、先代となる2代目カングーのガソリン車の最終限定車となった『カングー・パナシェ』に採用されたオレンジと同色だ。

パワートレインは、名称が示すように1.5Lディーゼルターボエンジンのみとなるが、カタログモデル同様のデュアルクラッチタイプオートマチックの7速EDCに加え、6速MTを用意。

限定数は、MTが50台、ATが100台の計150台となり、価格は前者が409万円、後者が429万円となる。ベースのクリアティフが419万円なので、追加装備を考慮すれば、お買い得感のある内容と言えよう。

「鮮やかな色が欲しいという声が多かった」

ルノーカングージャンボリー2025のオープニングで、サプライズ披露された『クルール・ディーゼル』に、参加者たちは大興奮だった。何しろ、3代目となる現行型カングーでは貴重なポップカラーな上、人気の高いMT仕様が用意されているためだ。

ゲストMCで、カングー・ファンである安田大サーカスの団長安田さんも、新クルールの登場から大興奮。何しろ、安田さん自身が、2代目カングー最終限定車である『カングー・リミテッド・ディーゼルMT』のオーナーだからだ。

展示車はATで、マルチルーフレールとスチールホイール用のセンターキャップが装着されている。
展示車はATで、マルチルーフレールとスチールホイール用のセンターキャップが装着されている。    大音安弘

さらに過去にオレンジ色のクルールの購入を検討するも、抽選で外れて断念したことを告白。こ愛用のディーゼルMTと憧れたオレンジの組み合わせに心を揺さぶられた模様で、熱心に細部まで見入っていた。

同車について、簡単なプレゼンテーションを行った商品企画を担当するルノー・ジャポンのフレデリック・ブレンさんは、「現行型最初のクルールはパステルカラーだったので、鮮やかな色が欲しいという声が多かったんです。そして、ディーゼルのMTが好評だったことから、それは継続しつつ、より多くの人が選びやすいようにATも用意しました」と新クルール誕生の裏話を語った。

展示車はATで、オプションアイテムとして、マルチルーフレールとスチールホイール用のセンターキャップが装着されている。またMT車のメーターパネルは、他もカタログモデル同様に7インチのカラー液晶となるが、AT車に10インチのカラー液晶が採用されているのも、限定車だけの特別仕様となっている。

なお、限定車の販売は抽選となっており、5月25日まで全国のルノー正規販売店にて購入申し込みを受け付けている。もし販売台数に達しなかった場合は、先着順による通常販売となるそうだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    大音安弘

    1980年生まれ、埼玉県出身。幼き頃よりのクルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者に転身。現在は自動車ライターとして、軽自動車からスーパーカーまで幅広く取材を行う。原稿では、自動車の「今」を分かりやすく伝えられように心がける。愛車は、スバルWRX STI(VAB)とBMW Z4(E85)など。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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