現存する米国最古の自動車メーカー ビュイックの歴史(中編) ゴージャスで美しいデザインと強力なエンジン

公開 : 2026.01.31 11:25

V6という未知の領域へ

1962年発売のスペシャルは、当時北米市場ではほぼ未知のレイアウトであったV6エンジンをビュイックとして初めて搭載したモデルだ。当初『ファイアボール』と呼ばれカイザー・ジープに売却されたが、1970年代初頭の石油危機後にGMが権利を買い戻した。

その後もV6エンジンの開発は継続され、後に『3800』として知られるようになり、2008年まで生産が続けられた。ビュイック最後の搭載車は2009年のラクロスである。

ビュイック・スペシャル・コンバーチブル(1963年)
ビュイック・スペシャル・コンバーチブル(1963年)

グランスポーツの称号

ビュイックの高性能モデルは1965年以降、グランスポーツまたはGSの名で呼ばれてきた。その先駆けとなったのは7.0LネイルヘッドV8エンジンを搭載したスカイラークだが、1970年に登場したGSXは紛れもないマッスルカーだ。

GSXは2代目スカイラークの特別仕様車で、7.5L V8エンジン、前後スポイラー、通常より硬めのサスペンションを備えている。1970年に678台が生産されたが、そのうち500台がサターンイエロー、178台がアポロホワイトに塗装された。

ビュイックGSX
ビュイックGSX

(翻訳者注:この記事は「後編」へ続きます。)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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