1960年代伝説のレーシングカー『ローラT70』が現代に復活! 公道走行も可能、500ps超のV8をMTで 車重は900kg以下

公開 : 2026.04.03 11:45

16台の限定生産に

T70S GTおよびT70Sは、基本的なコックピット構造を共有している。運転席は低くセットされ、シフトレバーはドライバーの右足の横に配置されている。

しかし、T70Sが1960年代のオリジナルモデルに忠実であるのに対し、ロードカーのT70S GTは実用性を考慮して若干の変更が加えられている。デジタルディスプレイは搭載せず、アナログの計器や操作系が採用されているが、スイッチ類はより大型化され、エアコンや、ヘッドセットを収納する小物入れなどが備わる。「控えめな荷物」用の小さなトランクもある。

ローラT70Sのボディ
ローラT70Sのボディ    ローラ

両モデルは英国シルバーストーンにあるローラの拠点でわずか16台のみが生産される予定だ。価格はまだ発表されていないが、ベヒトルスハイマー氏は「最上級のオリジナルT70とベーシックモデルの中間あたり」になるだろうと述べた。

T70Sの発売は、ローラにとって新たな時代の幕開けとなる。同社は2012年に倒産したが、2022年にベヒトルスハイマー氏によって再建。その後はヤマハと提携してフォーミュラEに参戦している。

「ローラで気に入っているところの1つは、これまで一度もロードカーを生産していないという点です。そのため、わたしもこれ(T70S GT)をロードカーとはあまり考えていません」

「レースカーにわずかな改良を加え、それによってかろうじて公道走行が可能になった程度です。IVA(英国の車両検査制度)のような小規模な生産要件を活用して、公道走行できるようにしたのです」

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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