マセラティ・グランカブリオが好きすぎて……春【日本版編集長コラム#75】

公開 : 2026.03.29 12:05

AUTOCAR JAPAN編集長ヒライによる、『日本版編集長コラム』です。最近乗ったクルマの話、取材を通じて思ったことなどを、わりとストレートに語ります。第75回は#11に続き2回目となる『マセラティ・グランカブリオ』の話です。

いつかマセラティの似合う大人になりたい

いつかマセラティの似合う大人になりたい。それは過去何度も書いてきたことで、#11では『マセラティ・グランカブリオが好きすぎて……冬』というタイトルで試乗レポートも行っている。今回はその続編とも言える内容だ。

きっかけは1月末に袖ケ浦フォレストレースウェイで開催された、『MCプーラ』および『GT2ストラダーレ』の試乗会だった。その会場に今回レポートする、深緑のボディにベージュのソフトトップを組み合わせた『グランカブリオ・トロフェオ』が並んでいたのである。

マセラティ・グランカブリオが好きすぎて……春。
マセラティ・グランカブリオが好きすぎて……春。    平井大介

「おお……、何と素晴らしいコーディネートよ」

念のためであるが、これは心の声である。その日は時間の関係で取材することができなかったので、後日お借りして今回レポートしている次第だ。

取材車はスポーツエキゾーストを装着したモデルで、こちらは昨年3月にディーラー注文受付を発表したもの。グラントゥーリズモとグランカブリオのトロフェオに装着が可能だ。

当時のプレスリリースから引用すると、『よりピュアでアドレナリンが高まるサウンドを提供し、マセラティの象徴的な要素である独特のエンジンサウンドとレーシングスピリットを際立たせます』というもの。

念のためおさらいしておくと、グランカブリオ・トロフェオのパワーユニットは2992ccのV型6気筒ツインターボで、550ps/650Nmのスペック。駆動方式は4WDだ。ボディサイズは全長4965mm、全幅1955mm、全高1380mm、ホイールベース2930mmで、車両重量は1970kgとなる。

翡翠色を意味する『ヴェルデ・ジャーダ』

さて、マセラティ・ジャパンの地下駐車場で再会したグランカブリオ・トロフェオは、正式には『ヴェルデ・ジャーダ』(Verde Giada)と呼ばれるオプションのボディカラーであった。

ジャーダは英語でジェイド(Jade)、日本語では翡翠となる。翡翠色は、室町時代から使われる日本の伝統的な緑色でもあるらしく(今回調べて初めて知りました)、日本人のDNA的に落ち着くのかもしれない。

『ヴェルデ・ジャーダ』(Verde Giada)と呼ばれるオプションボディカラーの取材車。
『ヴェルデ・ジャーダ』(Verde Giada)と呼ばれるオプションボディカラーの取材車。    平井大介

先ほどベージュと書いたルーフは正しくは『パワーソフトトップ・グレージュ』と呼ばれるオプションで、内装は『アイス』と呼ばれる白と黒(ネロ)の組み合わせとなる。

そして、こうしたコーディネートもさることながら、ロングノーズショートデッキのオーソドックスなフォルムの中に、マセラティらしいディテールを散りばめたデザインは、それだけで所有欲が湧いてくる。

中に乗り込めば、センターコンソールには伝統を受け継ぐ時計が位置し、マセラティのDNAを主張するグランカブリオ。今回共に過ごした数日は、いかにもいいデザインのクルマに乗っている実感が常にあった。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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