メルセデス・ベンツ『GLE』大幅改良 フルモデルチェンジに匹敵? 585psのAMG仕様も登場

公開 : 2026.04.03 07:45

メルセデス・ベンツの『GLE』および『GLEクーペ』がマイナーチェンジを受け、585psのAMG仕様がモデルラインナップの頂点に位置づけられました。新機能追加、内外装の刷新など、広範囲に改良を受けています。

全面的にアップデート

メルセデス・ベンツは、『GLE』および『GLEクーペ』のマイナーチェンジモデルを発表した。内外装の刷新、新機能の追加、そしてパワートレインの見直しなど、大規模な改良を受けている。

両モデルにとって2019年の発売以来、2度目のアップデートとなる。今回のアップデートの内容は広範囲にわたるため、社内の関係者からはフルモデルチェンジに匹敵すると言われている。

改良型AMG GLE 53 4マティック+
改良型AMG GLE 53 4マティック+    メルセデス・ベンツ

最大の変更点はインテリアで、ほぼ全面的に刷新された。ダッシュボード全体に広がる「スーパースクリーン」が標準装備となり、18インチのARヘッドアップディスプレイも採用された。スーパースクリーンは、14.4インチのタッチスクリーンと、12.3インチのインストゥルメント・ディスプレイ、さらに助手席用の12.3インチタッチスクリーンを組み合わせたものだ。

ステアリングホイールは新型EV『GLC with EQテクノロジー』と同様のデザインで、物理的なロッカースイッチを備えている。シートも新設計だ。7人乗り仕様では、2列目のシートを電動で前方に移動させ、3列目の足元スペースを拡大できるようになった。

パワフルなPHEVモデル

最上位モデルはメルセデスAMG『GLE 53 4マティック+』で、最もパワフルなプラグインハイブリッド(PHEV)仕様では合計出力585psを発揮する。

PHEVは改良型「M256エボ」3.0L直列6気筒ターボガソリンエンジンを中心とし、新しいシリンダーヘッド、より大きな吸気口、新しい排気ポートを備えている。これにリアの184psの電気モーター(前モデルより49ps増)が組み合わさり、最大トルクは76.4kg-mとなる。31.2kWhバッテリーにより、93kmの電気走行距離を実現。0-100km加速タイムは4.5秒を謳う。

改良型AMG GLE 53 4マティック+
改良型AMG GLE 53 4マティック+    メルセデス・ベンツ

なお、英国では、標準のGLEに4気筒エンジンが搭載されることはなくなるが、米国と中国では引き続き4気筒モデルが販売される。

英国向けのラインナップは、286psの6気筒ディーゼル搭載の『GLE 350d 4マティック』から始まる。『GLE 450 4マティック』モデルは、AMG 53と同じM256エボを搭載するが、出力は381psに抑えられている。

このエンジンはPHEVの『GLE 450e 4マティック』にも搭載され、こちらも燃費向上のために出力はやや抑えられている。184psのモーターおよび31.2kWhバッテリーと組み合わせることで、合計出力326psを発生し、電気走行距離は105kmとなる。

『GLE 580 4マティック』は、537psの4.0L V8ターボガソリンエンジンを搭載。0-100km/h加速を4.5秒で達成できる。

いずれもオートマティック・トランスミッションで、駆動方式は四輪駆動となる。53モデルにはAMG専用チューニングを施したアダプティブサスペンションが装備され、ハンドリング性能をより重視したセッティングとなっている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    役職:ニュース編集者
    ニュース編集者としての主な業務は、AUTOCARのニュースの方向性を決定すること、業界トップへのインタビュー、新車発表会の取材、独占情報の発掘など。人と話したり質問したりするのが大好きで、それが大きなニュースにつながることも多い。これまで運転した中で最高のクルマは、アルピーヌA110。軽快な動きと4気筒とは思えないサウンドが素晴らしい。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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