フォルクスワーゲン『トゥアレグ』まもなく販売終了 でもEVとして復活? 「控えめな高級車」にニーズあり

公開 : 2026.04.08 07:45

フォルクスワーゲンは大型SUV『トゥアレグ』のEVモデル投入を検討しています。内燃機関搭載の現行モデルはまもなく生産終了予定ですが、あからさまに高級感をアピールしないモデルには一定の需要があるとのこと。

高級車らしさを前面に出さない上級モデル

フォルクスワーゲンは、年内に販売終了となる大型SUV『トゥアレグ』の後継として、新しいEVモデルの投入を検討している。販売責任者マーティン・サンダー氏は、引き続きハイエンドのフラッグシップモデルを展開する方針であることを明らかにした。

現行のトゥアレグは、24年にわたる販売を経て数か月以内に生産終了予定だ。フォルクスワーゲンは今後、低価格のモデルに注力していく。

現行型のトゥアレグはまもなく生産終了予定だ。
現行型のトゥアレグはまもなく生産終了予定だ。

しかし、サンダー氏は、高級車らしさを前面に出さない上級モデルには依然として需要があると指摘した。トゥアレグやセダンのフェートン(2016年に生産終了)は、まさにそうしたニーズに応えるために開発されたモデルだ。

「トゥアレグは巨大なビジネスではありませんが、その存在意義は確かにあります。そのため、次世代モデルの可能性を模索しているのです」とサンダー氏は述べ、後継車開発に意欲を示した。

「この市場は、量販車市場と高級車市場の中間に位置し、優れたデザインと広々とした室内空間、そして非常に高い品質と洗練性を求めながら、高級ブランドとの関連性を望まない顧客層を対象としています」

トゥアレグの購入者は、「裕福でありながら非常に現実的な人々」だという。

「彼らは控えめで、見せびらかすことを好みません。取引先や仕事場に、ポルシェ・マカンのようなクルマで乗り付けるのはふさわしくないと考えているのです」

サンダー氏はまた、新型車が大型SUVで、完全電動モデルとなることを明かした。

車名などの詳細は不明だが、新型車はおそらくIDゴルフと同様に『IDトゥアレグ(仮称)』と名付けられ、今後導入される先進的なSSPプラットフォームを採用する可能性がある。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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