スバル・レヴォーグ2.0GT-S アイサイト

公開 : 2015.06.09 23:50  更新 : 2021.10.11 09:10

■どんなクルマ?

2014年6月に発売されたスバルレヴォーグに、早くもマイナーチェンジが実施された。今回のマイナーチェンジにおける、最も大きなトピックスといえるのは、初採用となる先進安全装備、‘アドバンスド・セイフティ・パッケージ’ のオプション採用。これは、最新世代のアイサイト(ver.3)を核に、後側方警戒支援機構のスバル・リア・ビークル・ディテクション、サイドビュー・モニター、ハイビーム・アシスト、アイサイト・アシスト・モニターの各機能をセットで装備したもの。シンプルに表現するのならば、このアドバンスド・セイフティ・パッケージによって、レヴォーグはさらに全方向に対しての安全性を高めたということになる。

スバル・リア・ビークル・ディテクションは、自車の斜め後方の車両をレーダーで検知し、死角に他車が入っている場合には、それをドアミラー内のLEDランプで知らせるもの。高速道路での車線変更時などには、この機能は特に有効で、さらに後方から接近してくる車両に、追突の危険性があることが判断された場合にも、同LEDランプ、そして警告音によってドライバーにそれを警告する。

左側のドアミラーに搭載されたカメラによって、ドライバーからは視覚となる左前方の映像をマルチファンクション・ディスプレイに表示することで、駐車時や、狭い道路でのすれ違いを支援するのが、サイドビュー・モニター。自動防眩インナーミラー付きのハイビーム・アシストは、夜間のドライブでは非常に有効なシステム。ルームミラーに搭載された単眼カメラによって先行車や対向車を検知し、自動的にハイビームとロービームの切り替えを行うとともに、後続車のヘッドランプ等によるルームミラーからの眩しさも、反射率の切り替えによって、それを抑えてくれる。

記事に関わった人々

  • 山崎元裕

    Motohiro Yamazaki

    1963年生まれ。青山学院大学卒。自動車雑誌編集部を経て、モータージャーナリストとして独立。「スーパーカー大王」の異名を持つ。フツーのモータージャーナリストとして試乗記事を多く自動車雑誌、自動車ウェブ媒体に寄稿する。特にスーパーカーに関する記事は得意。

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