【道は六連星に聞く】スバルが作ったナビアプリ『SUBAROAD』にSTIコラボの新コース登場!赤城山はニュルに似てる?

公開 : 2025.08.06 11:45

スバルのナビゲーションアプリ『SUBAROAD(スバロード)』にSTIがコラボレーションした新コース、『STIの真髄はこの道から。GTドライバーと体感、“赤城のニュル”を駆けろ!』が登場。大谷達也がコースを走ります。

寄り道を推奨するナビゲーションアプリ

『SUBAROAD(スバロード)』というアプリをご存知だろうか?

ひと言でいえば、これはスマホ上で走るナビゲーションアプリである。

スマホ上で走るナビアプリ『SUBAROAD(スバロード)』をレヴォーグで実際に体験。
スマホ上で走るナビアプリ『SUBAROAD(スバロード)』をレヴォーグで実際に体験。    平井大介

ただし、このアプリ、不思議なことに寄り道を推奨するのである。それどころか、2025年7月末時点で案内できるのはたった28コースしかない。

そんな不便なアプリに、使い道があるのだろうか?

これまでナビゲーションアプリといえば、目的地を入力すると、そこまでの最短ルートを教えてくれるのが一般的だった。しかし、スバロードは出発地と目的地だけでなく、どこをどう走って、どこに立ち寄るかまであらかじめ決められている。

裏を返せば、『ここにこんなステキなドライブコースがありますよ!』とアドバイスしてくれるのがスバロードなのだ。

もともとスバルが中心となって開発したこのアプリは、全国400店舗以上のスバル・ディーラーや長野県山ノ内町などがそのルート開発に協力。つまり、その地域に暮らす人たちだけが知る、本当に魅力的なドライブルートや観光スポットが紹介されているのである。

しかも、GPS信号により自車位置を特定し、現在地に応じたガイドを行ったり、アプリを走らせたまま好みの音楽を再生したりすることもできるのだ。

ニュル挑戦の中心的ドライバー、佐々木孝太さんも同乗

そんなスバロードに新たなルートが加わった。それが『STIの真髄はこの道から。GTドライバーと体感、“赤城のニュル”を駆けろ!』である。

タイトルを見ただけでも、いかにもスバルらしいこだわりがギュウギュウに詰まっていることがわかるこのルートは、赤城山周辺に伸びる『からっ風街道』を中心に組まれたもの。

佐々木孝太さん(左)に同乗いただきながら、新コースを走る筆者。
佐々木孝太さん(左)に同乗いただきながら、新コースを走る筆者。    平井大介

赤城山といえば、スバルの本拠地といっても過言でない太田市の群馬製作所からもそう遠くないが、STIが挑戦を続けるニュルブルクリンク・ノルドシュライフェを思わせるロケーションが少なくないことから、このタイトルがつけられたという。

このコースを、ニュルブルクリンク挑戦の中心的ドライバーでもある佐々木孝太さんにも同乗していただきながら巡ってきたので、その印象をご紹介しよう。

ルートの起点は『道の駅 川場田園プラザ』。ちなみに、ここは『来場者数日本一の道の駅』としても知られている人気スポットだという。ここを出発してから『貝野瀬ビューポイント』、『奥利根ワイナリー』、『池の木ビューポイント』、『道の駅ぐりーんフラワー牧場・太湖』、『三夜沢赤城神社』、『貴船神社』を経由しながら走るコースの全長は約85kmで、所要時間はおよそ2時間15分だ。

一気に駆け抜ければ2時間少々で走りきってしまうかもしれないが、それぞれの立ち寄りポイントをゆっくりと楽しんでくれば、半日がかりのルートになるだろう。

ちなみに都内から『道の駅 川場田園プラザ』まではおよそ2時間なので、日帰りで巡ってくるのも楽しそうだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    大谷達也

    Tatsuya Otani

    1961年生まれ。大学で工学を学んだのち、順調に電機メーカーの研究所に勤務するも、明確に説明できない理由により、某月刊自動車雑誌の編集部員へと転身。そこで20年を過ごした後、またもや明確に説明できない理由により退職し、フリーランスとなる。それから早10数年、いまも路頭に迷わずに済んでいるのは、慈悲深い関係者の皆さまの思し召しであると感謝の毎日を過ごしている。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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