【連載:清水草一の自動車ラスト・ロマン】#40 元祖デートカーは初代日産ガゼールだ!

公開 : 2026.09.04 12:05

幼年期の『基地ごっこ』の延長!

私はガゼールを心から愛した。暇さえあればガゼールの運転席に座り、心を癒した。ここに住みたいとすら本気で思った。それは幼年期の『基地ごっこ』の延長だった。

その後ガゼールには、1.8ターボやDOHCのRSが登場したけれど、『スピード=根性』と信じていた私は、特に羨ましいとは思わなかった。

エンケイのホイールと185のアドバン(と筆者)!
エンケイのホイールと185のアドバン(と筆者)!    清水草一

ただカッコ的に、タイヤだけは太くしたかった。なにしろガゼールはベースがサニー。トレッドが狭く、タイヤが内側に引っ込んでいるのが、デザイン的に唯一の欠点だったからである。

そこで貯金をはたいて、エンケイのアルミホイール&185のヨコハマ・アドバン(インチ数は忘れた)を履かせた。

アドバンの効果は絶大で、コーナリングフォースがそれまでの数倍(体感です)に向上した。ハンドルを切れば切っただけ曲がる! 私は速度を落とさず、「よいしょ!」の掛け声とともにハンドルを思い切り切り、交差点を超速で曲がる技を会得した。アドバンおそるべし……。原始時代でどうもスイマセン。

(つづく/隔週金曜日掲載、次回は9月18日金曜日公開予定です)

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    清水草一

    Souichi Shimizu

    1962年生まれ。慶応義塾大学卒業後、集英社で編集者して活躍した後、フリーランスのモータージャーナリストに。フェラーリの魅力を広めるべく『大乗フェラーリ教開祖』としても活動し、中古フェラーリを10台以上乗り継いでいる。多くの輸入中古車も乗り継ぎ、現在はプジョー508を所有する。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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