新型『メルセデス・ベンツCLA220』はEVと共通プラットフォームで名作誕生? 欧州カー・オブ・ザ・イヤー2026受賞車がいよいよ日本上陸

公開 : 2026.09.09 17:25

7月9日、メルセデス・ベンツ日本は『CLA』と『CLAシューティングブレーク』を発売開始。1.5Lの内燃機関ユニットに48Vハイブリッドシステムを組み合わせたモデルです。CLA220を編集部ヒライが取材しました。

高効率な内燃機関モデルにも対応する柔軟性

7月9日、メルセデス・ベンツ日本は4ドアセダンの『CLA』と5ドアワゴンの『CLAシューティングブレーク』を発売開始した。1.5L直列4気筒の内燃機関ユニットに48Vハイブリッドシステムを組み合わせたモデルとなる。

ラインナップは両ボディに『CLA180』と『CLA220』が用意され、前者が100kW(136ps)/200Nm、後者が140kW(190ps)/300Nmとエンジンスペックが異なる。モーターは22kW/200Nmで共通だ。

取材車は4ドアセダンの『メルセデス・ベンツCLA220』。ボディカラーはアクアミントとなる。
取材車は4ドアセダンの『メルセデス・ベンツCLA220』。ボディカラーはアクアミントとなる。    平井大介

また7月29日には、EVとなる『ウィズEQテクノロジー』を日本導入。これもセダンとシューティングに『CLA200』と『CLA250+』を設定し、前者の駆動用バッテリーが58kWh、後者が85.5kWhという違いになっている。

今回のキモは、両方のプラットフォームが共通であることだ。『メルセデス・ベンツ・モジュラー・アーキテクチャー』(MMA)と呼ばれ、『電気自動車を主軸に開発されながら、高効率な内燃機関モデルにも対応する柔軟性を備えた』もの。

ということで、価格598万円の『CLA180』から同798万円の『CL250+シューティングブレーク・ウィズEQテクノロジー』まで、各ボディ4グレードずつ、計8種類が用意されることになった。

なお4ドアクーペとして2013年に初代が登場したCLAは、2015年にシューティングブレークを追加。2019年に2代目へと進化し、今作が3代目だ。既報のとおり『欧州カー・オブ・ザ・イヤー2026』に選ばれており、これは1974年の450SE以来、メルセデス・ベンツとしては約50年ぶりの受賞となる。

圧倒的なボディ剛性の高さと足まわりのしなやかさ

取材車のCLA220は、59万8000円のAMGラインパッケージ、57万8000円のアドバンスドパッケージをオプション装着した仕様。アクアミントと呼ばれる、グリーンとグレーの中間に見えるソリッドのボディカラーも6万円のオプション扱いだ。

今回は街中と高速道路を少し走ったが、その試乗を通じて感じたのは、圧倒的なボディ剛性の高さと足まわりのしなやかさだった。恐らくボディがしっかりとしているがゆえサスペンションをちゃんと動かすことができ、ある意味ドイツ車離れしたソフトな印象すら与えているのだ。

試乗を通じて感じたのは、圧倒的なボディ剛性の高さと足まわりのしなやかさだった。
試乗を通じて感じたのは、圧倒的なボディ剛性の高さと足まわりのしなやかさだった。    平井大介

取材車の車両重量は1670kgで、CLA250+ウィズEQテクノロジーは1980kg(英国仕様)と約300kgもの差がある。そうなると重いほうを基準にするだろうから、内燃機関の車両にとっては、ある意味オーバースペックと言えるボディになっている……というのが筆者の見立てである。

また、エンジンがあまり主張しないことも特徴的。踏み込めばもちろんその存在を感じることはできるが、音量は控えめで、室内の静粛性はかなり高い。EVと乗り比べても、劇的な差はないかもしれないと思うほどだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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