三菱がレクサスのようなハイブランド展開へ! 世界初公開イベントで明かされた新型『パジェロ』を中心とした近未来へのプラン

公開 : 2026.09.09 11:45

9月2日に東京都内で、新型『三菱パジェロ』の世界初公開イベントが開催されました。プレスカンファレンスやフォトセッションに続いて行われた質疑応答セッションに参加した篠原政明が、注目点をレポートします。

約800人が集まったワールドクラスのイベント

9月2日に東京都内で開催された、新型『三菱パジェロ』の世界初公開イベント。筆者も海外でこうしたイベントに何回か参加しているが、今回もその規模はまさにワールドクラス。国内メディアだけでなく、パジェロの生産国であるタイをはじめ、多くの海外メディアやジャーナリストなど、800人ほどが集まった。

発表会場のエントランスには歴代パジェロやAXCR(アジア・クロス・カントリー・ラリー)参戦車のトライトンが展示され、そして4WD登坂を体験できる特殊車両などもスタンバイするなど、今回のワールドプレミアに対する三菱のやる気を感じさせてくれた。

9月2日に東京都内で開催された、新型『三菱パジェロ』の世界初公開イベント。
9月2日に東京都内で開催された、新型『三菱パジェロ』の世界初公開イベント。    三菱自動車工業

国内メディアも自動車専門媒体や新聞社、通信社だけでなく、ほとんどのTV局も積極的に取材しており、当日の夕方から夜のニュース番組では、どの局も新型パジェロ登場を報道していた。

そんなイベント終了後、プレスカンファレンスやフォトセッションに続いて質疑応答セッションが行われた。その中から、新型パジェロに関してさらに詳しくレポートしていこう。

市場ニーズに合わせたパワートレーンを追加予定

まず前半は、岸浦恵介代表執行役社長兼COO、山口武代表執行役副社長(開発、デザイン、TCS担当)、五十嵐京矢代表執行役副社長(営業担当)との質疑応答セッションから。その要約は以下のようになる。

新型パジェロを世に送り出すことで三菱ブランドの強化を図り、それが販売台数や収益増をもたらすことはもちろんだが、パジェロの新車時代を知らない、まずは若年層にも乗ってもらいたい。

イベントでプレゼンテーションを行う、岸浦恵介代表執行役社長兼COO。
イベントでプレゼンテーションを行う、岸浦恵介代表執行役社長兼COO。    三菱自動車工業

最近はSNSなどで情報が拡散されているから、他のブランドとは違う三菱の『頑丈さ+先進技術』を満載した新型パジェロを、ディーラーとも協力して販売戦略を展開。新しい顧客に販売店に足を運んでもらい、また若い人たちに欲しがってもらえるよう、そんな新型パジェロを目指していく。

パワートレインは、現在のところ今回発表したクリーンディーゼルのみだが、電動化を考えていないわけではない。今後、パジェロはコンパクトSUVやスモールSUVでシリーズ展開を計画しているが、これらのパワートレーンは未発表。

三菱では環境規制も考慮して、またクルマの大きさに合った最適なパワートレインを搭載していく。従って今回のディーゼルをはじめ、ガソリン、ハイブリッド、そしてプラグインハイブリッドなど、様々なパワートレインが検討しているが、今後に関しては現段階では未発表。

ただし、市場のニーズに合わせてベストなパワートレインを追加していく。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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