屈指の楽しさと実用性を誇るフォードから、コスパに優れたBYDまで 2026年欧州版 最も注目すべき小型EV 10選(後編)

公開 : 2026.09.22 12:10

デザイン、走行性能、実用性など、さまざまな観点からAUTOCAR UK編集部イチオシの「小型EV」を10台紹介します。市街地での取り回しに優れ、セカンドカーとしてではなくファーストカーとしても優れた選択肢です。

7. フォード・プーマGen-E – 室内の広さが最大の魅力

デザイン:7点 インテリア:8点 パフォーマンス:8点 乗り心地&ハンドリング:8点 コスト:8点
長所:ガソリン仕様のプーマと同様、運転が本当に楽しい 低速走行での電費が極めて良好 コンパクトなボディに広大な荷室スペースを確保
短所:航続距離は特筆すべきものではない 内装の仕上げの一部が明らかに安っぽい ワンペダルモードの反応が鋭すぎる場合がある

トップクラスとはいかないものの、フォード・プーマGen-Eは真の運転の楽しさを備えているという点で、最も重要なモデルの1つと言えるだろう。

7. フォード・プーマGen-E - 広さが最大の魅力
7. フォード・プーマGen-E – 広さが最大の魅力

英国でベストセラーになっているクロスオーバー、フォード・プーマのEV版であり、マスタング・マッハEに続き、フォードが完全に自社開発した2台目のEVだ(エクスプローラーとカプリはフォルクスワーゲンと共同開発された)。

「これはバランスの取れた小型電動クロスオーバーであり、フォルクスワーゲンベースのエクスプローラーとは異なり、そのハンドリングからは紛れもなく “フォード” らしさが感じられる」
――リチャード・レーン(ロードテスト副編集長)

動力源は43.6kWhのバッテリーで、これによりフロント搭載の168psの電気モーターを駆動する。フォードによると、1回の充電で約375kmの航続距離を実現するという。

8. ヒョンデ・インスター – インテリアの汎用性が最高

デザイン:7点 インテリア:8点 パフォーマンス:7点 乗り心地&ハンドリング:7点 コスト:7点
長所:インテリアの汎用性が抜群 コンパクトなサイズで街乗りにも最適 装備水準は高いが、その分価格も高め
短所:重量がハンドリングとパフォーマンスを鈍らせる 一部の内装トリムは安っぽく感じられ、インフォテインメント・システムの反応が遅いこともある 最上位グレードはかなり高価

ファンキーな外観を特徴とするインスターは、小型のAセグメント車並みのサイズだが、室内空間はフィアット500eなどのライバルよりもはるかに広く、汎用性が高い。

8. ヒョンデ・インスター - インテリアの汎用性が最高
8. ヒョンデ・インスター – インテリアの汎用性が最高

実際、どっしりと構えたインスターの室内は広々としており、スライドと折りたたみ可能なリアベンチシートを備えている。また、補助の物理ボタンも豊富に備わっており、操作性は非常に高い。

「運転感覚はすべて非常に親しみやすいもので、多くの購入者に合うだろう。しかし、それでも思わず笑みをこぼさせるような走りを見せてくれれば、なお良かっただろう」
――マーク・ティショー(編集者)

市街地ではしなやかで運転しやすく、高速走行時には大型車のような成熟した走りを見せ、乗り心地も優れている。

発売当初、英国ではやや強気の価格設定だったこともあり、欧州の競合車に比べておすすめしづらかったが、ヒョンデはその後、定価を大きく引き下げた。

現在、エントリーモデルの『01』グレードの価格は2万5ポンド(約415万円)からだが、AUTOCARは2万3255ポンド(約485蔓延)の『02』グレードをおすすめしたい。このグレードには大容量バッテリーが搭載され、約370kmという印象的な航続距離を実現している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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