機能を理解してから好きになったスタイリング ホンダ・プレリュードと過ごした夏(4) 白眉はS+シフトの制御【日本版編集長コラム #102】

公開 : 2026.10.04 12:05

S+シフトはオフでも楽しめる

シビックRSでS+シフトをオンにすると必ずスポーツモードになるが、プレリュードは各モードを維持する。そのため選択肢が多すぎるという指摘もあるようだが、ロジックが身体に染みついてからは、自然に選ぶことができた。

その一方、S+シフトをオフで走っていて、パドルシフトで回生ブレーキを強めれば、ちょうどいい塩梅の減速をすることに気が付いてからは、こちらを多用するようになった。ちょっとしたコーナーであれば、アクセルオフとパドル操作ひとつで充分なのだ。

雨の多い月ではあったが、晴れ間に何度か試乗を兼ねて撮影に出かけた。
雨の多い月ではあったが、晴れ間に何度か試乗を兼ねて撮影に出かけた。    平井大介

その強さは右のパドル長押しにて固定することも可能で、長い下り坂ではエンジンブレーキの代わりになり、フットブレーキはほぼ不要なほどであった。

ちなみに街中ではEV走行がメインとなり、特に静かに走りたい自宅付近では重宝した。しかしハッチバックボディで遮蔽するものが少ないため、静かな分だけ、リアタイヤ付近からのロードノイズが若干気になった。これは高級感という意味でも改善が望まれるが、以前の試乗会でエンジニア氏に指摘したところ認識していたので、改善される可能性もある。

そう、高級感という話では、電動パワーシートでなかったり、バックする時にモニターに出る映像が360度表示でなかったりと装備面が気になった。

617万9800円という価格からすると、あくまで筆者のイメージながら、そのあたりは付いていて当然と思えてしまう。ここは車重やコストの兼ね合いで難しいのかもしれないが、毎日使用していて、惜しいと思った部分であった。

*10月11日公開予定『ホンダ・プレリュードと過ごした夏(5)』へと続きます。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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