最新SUVの高荷重に対応した専用構造 横浜ゴムの新スタッドレスタイヤ『アイスガード8 SUV』(製品解説編)【タイヤの達人が解析】
公開 : 2026.10.04 07:45
氷上性能の良さで好評を博している、横浜ゴム・アイスガード8のSUVバージョン、『アイスガード8 SUV』が発売されました。最新SUVの高荷重、高速化に対応した専用構造が特徴です。タイヤの達人、斎藤聡が解析します。
スタッドレスタイヤは走行距離が長い傾向
氷上性能の良さで好評を博している、横浜ゴム・アイスガード8のSUVバージョン、『アイスガード8 SUV』が発売された。
日本自動車タイヤ協会(JATMA)のデータによると、ここ10年のスタッドレスタイヤの販売台数は、ほぼ横ばい状態にあるという。他方、横浜ゴム調べでは、国内の販売車種構成ではSUVの占める割合が年々増加傾向にあり、これに伴って、SUV用スタッドレスタイヤの需要も伸びているという。

興味深いのは、SUV車両購入理由として、積雪路での走行を挙げるユーザーが4割強あること。また、スタッドレスタイヤ使用期間の高速走行距離を500km以上と答えたユーザーが50%を占め、乗用車ユーザーの37%を超え、より走行距離が長い傾向にあるという結果がある。
また、スタッドレスタイヤで重視する性能として、氷上性能、雪上性能が、乗用車性能同様上位に来るが、興味深いのは乗用車性能より雪上性能を求めるユーザーの割合が多いこと。また、乗用車性能では効きの長持ちが重視されるが、SUVでは耐摩耗性がこれを上回っている。
つまりSUVユーザーの重視する性能としては氷上と雪上が上位を占めており、特に雪上性能を求めるユーザーの割合が多い。そして、耐摩耗性を重視するユーザーが多いという結果が読み取れる。
これがキャッチフレーズである、『氷を掴んで、長く効く。ヨコハマの新・SUVスタッドレス』に繋がっているのだ。
『冬テック』採用した第2弾モデル
『アイスガード8SUV』は、横浜ゴムの冬タイヤコンセプト『冬テック』を採用した第2弾モデルでもある。
冬テックとは、滑りやすい凍結路面でのグリップ力を最大限に高めるために開発された技術思想。これまで吸水性能に主眼が置かれていた氷上グリップ性能に、路面とタイヤの接触を最大化するという考え方を取り入れているのが特徴だ。

ミクロの視点では、小型で高い吸水性能を誇る吸水バスターを高密度に配合した『冬ピタ吸水ゴム』によって、氷とゴムが分子レベルで触れ合うポイントを劇的に増加させている。
マクロ視点では、ヨコハマ独自のAI設計技術であるハイコラボ(HAICoLab)を駆使して、溝やブロック配置を最適化し、接地面積の最大化を図っている。
興味深いのは、アイスガード8を名乗りながら最新SUV車両の高荷重、高速化に対応したSUV専用構造であるところだ。













































































































