トライトンと2台体制で英国市場復帰 三菱アウトランダー PHEV(1) 支持率上昇中のプラグインハイブリッド 四輪駆動で3列7シーター実現

公開 : 2026.10.21 18:05

四輪駆動でありながら3列7シーターを実現

アウトランダーでは、四輪駆動でありながら3列7シーターを実現し、CMF-CDプラットフォームが最大限に活かされた様子。ただし、ダイヤモンド・グレードでは2列5シーターへ制限される。3列目は、子ども専用といえるほど狭いけれど。

車内空間の広さは、このクラスでは妥当なもの。2列目は、背もたれ付近の高さ方向で1000mmあり、頭上にも膝前にも充分な余裕がある。駆動用バッテリーの都合で足元のフロアが高く、フロントシートの下へつま先は殆ど入らないが。

三菱アウトランダー PHEV ダイヤモンド(英国仕様)
三菱アウトランダー PHEV ダイヤモンド(英国仕様)

前席側のシートは、エクストレイルと別物。座り心地では若干及ばなくても、ランバーサポートを調整でき、マッサージ機能も内蔵し、長距離ドライブへ水を指すことはないはず。ステアリングコラムの調整範囲も広く、しっくり来る姿勢を探せる。

荷室容量は472L。ラファールより狭いがRAV4より広く、スクエアで幅は1m以上あり、勝手は良さそう。後席を倒せば、1622Lへ拡大できる。2列仕様でも、3列目用のカップホルダーや小物入れが残り、便利ではあるかも。トノカバーの隙間は気になった。

前世代的なことは否めないタッチモニター

タッチモニターのシステムは、日産から譲り受けたものらしい。インターフェイスは、数年前のエクストレイルのものへ非常に似ている。メニュー構造は理解しやすく、必要な機能は充分に備わるものの、最新感があるわけではない。

今の日産はグーグルマップをナビへ採用しているが、こちらは従来的なシステムが稼働する。コネクティビティ的にも、前世代的なことは否めない。スマホのワイヤレス充電パッドは備わるが。

三菱アウトランダー PHEV(英国仕様)
三菱アウトランダー PHEV(英国仕様)

ステレオはヤマハ社製で、ダイヤモンド・グレードでは、8スピーカーからサブウーファー付きの12スピーカーへアップグレードされる。鮮明かつ重厚な音質で楽しめた。

肝心な走りの印象とスペックは、三菱アウトランダー PHEV(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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