機能美を追求したシエラRSコスワースから復活のGT、大反響の現代版ブロンコまで デザインが秀逸なフォード車 40選(後編)
公開 : 2026.10.31 11:45
フォードKa(1996年)
フォードの「ニューエッジ」デザインを初めて採用した量産車がKa(カー)だ。当時のフィエスタのプラットフォームをベースにしており、非常に機敏で運転の楽しいクルマだった。デザインはクリス・スヴェンソン氏が担当し、丸みを帯びた保守的な外観が主流だった当時、大きな衝撃を与えた。幸いなことに、そのことがKaの大ヒットに寄与し、手頃な価格と軽快なハンドリングも相まって、爆発的な売れ行きを記録した。
Kaのスタイリングには多くの工夫が凝らされており、例えば大型のバンパーがフェンダーまで伸びているため、万が一事故で損傷した際にも交換費用を抑えることができた。インテリアもファンキーなデザインテーマを踏襲しているが、Kaの最も重要な功績は、後に登場するフォーカスの踏み台となったことだろう。

フォード・プーマ(1997年)
クリス・スヴェンソン氏は、イアン・カラム氏とともに1990年代のフォードで多忙を極めていた。シティカーのKaに続き、クーペのプーマを手掛けたのだ。販売不振のプローブの直後にプーマを投入するというのは大胆な決断だったが、「ニューエッジ」デザインはこのコンパクトカーに完璧にマッチしていた。
第4世代のフィエスタをベースとしつつ、専用開発の1.7Lエンジンを搭載したプーマは、ドライバーズカーとしてあらゆる点で期待に応え、そのスタイリングもまさに的を射た仕上がりだった。見た目も走りも特別感があり、それでいて手頃な価格と実用性を兼ね備えていた。そのデザインの素晴らしさは、今日でもなお新鮮な印象を与えていることからも明らかだ。

フォード・フォーカスMk1(1998年)
1998年、新規モデルのフォーカスが登場したとき、ホンダ・シビック、オペル/ヴォグゾール・アストラ、フォルクスワーゲン・ゴルフなど、並び立つライバル車をすべて時代遅れに見せてしまった。これこそ、フォードが「ニューエッジ」デザインで目指していたものである。
シャープなスタイリングはベースモデルでさえも魅力的で、高めに配置されたテールライトなど、細部にまでデザイン上の工夫が施されていた。フォードのエンブレムの裏にはセキュリティ強化のためにボンネットオープナーが隠されており、イグニッションキーを使って開ける仕組みとなっている。ダッシュボードやドアパネルの形状など、インテリアデザインも洗練されていた。










































































