また、アクセルの踏力によって、忠実にエンジンが反応してくれるのも心地よい。常に一体感を感じられる。しっとりとした乗り心地ともキャラクターが合っている。

しかし他のエンジンと比べるとどうか？

たとえば1.6ℓのTDIエンジン(インジニウムよりもずっと古い)に比べると、やはりうるさい。ディスカバリー・スポーツの分厚いボディによっていくらかは抑制されているが、£40,000(777万円)のSUVが発する音とは言いがたい。

■「買い」か?

ディスカバリー・スポーツは、実用性、動力性能、そして唯一無地のスタイリングが魅力である。

先述のように、クラスを代表するような聴き心地のいいエンジンというわけではないが、先代に比べるとより経済的になっており、さらに洗練性が高まったことは間違いない。

ディスカバリー・スポーツにとっては大事なことだ。

(ニック・カケット)

ランドローバー・ディスカバリー・スポーツTD4 180

価格	£43,000(835万円)
最高速度	188km/h
0-100km/h加速	8.4秒
燃費	18.9km/ℓ
CO2排出量	139g/km
乾燥重量	1884kg
エンジン	直列4気筒1999ccターボ・ディーゼル
最高出力	181ps/4000rpm
最大トルク	43.8kg-m/1750-2500rpm
ギアボックス	9速オートマティック