先代に比べるとCO2排出量は27g/km少なくなっている。アウディQ5やBMW X3よりも少ない。18.9km/ℓという燃料消費率も、主だったライバルよる優れた結果になる。

■どんな感じ?

新しいエンジンも、ささやくように静かなエンジンではないが、先代に比べると進歩している。ステアリングやペダルを通じて振動が伝わってくるようなこともない。

9速のトランスミッションも大きな進化を遂げた。1速のみならず2速ダウンシフトする際に嫌なショックもなく、トルク・バンドへの回転数の合わせ方も実にうまい。ディーゼルゆえ、使用できる回転域が決して広くないため、大事なことである。

その結果、アクセル・ペダルを強めに踏み込まずとも好ましい加速が得られる。高速で巡航する際には打ってつけだ。リラックスして歩を進められるというのは、この手のクルマに重要な要素だといえる。