最高出力812psのスーパーSUV ランボルギーニ・ウルス SEペルフォルマンテ 高度な空力とシャシー技術で、物理の法則に抗う走り
公開 : 2026.10.26 18:05
V8ツインターボのプラグインハイブリッドに、レースの知見を融合し誕生したスーパーSUV『ランボルギーニ・ウルス SEペルフォルマンテ』。6Dセンサーが制御する「オーラ」エアサスに注目です。UK編集部が試乗します。
もくじ
ープラグインハイブリッド+モータースポーツの知見
ー「6D」センサーが制御する「オーラ」
ー技術者渾身といえるスポーツ・モード
ー興奮度を引き上げながら一層の訴求力
ーランボルギーニ・ウルス SEペルフォルマンテ(欧州仕様)のスペック
プラグインハイブリッド+モータースポーツの知見
ランボルギーニは、ウルス SEのプラグインハイブリッドと、モータースポーツでの知見を融合させ、ウルス SEペルフォルマンテを生み出した。最高出力は812ps。高度な空力とシャシー技術で、物理の法則に抗う走りを実現している。
0-100km/h加速は、非ハイブリッドのペルフォルマンテを凌ぐ3.3秒。ボディロールは、50%も減らされている。荷室の床下に25.9kWhの駆動用バッテリーを搭載し、車重は増えたが、電気だけで最長60km走ることも可能としている。

高速域での性能を求め、空力特性は改善。フロントには巨大なスプリッターが追加され、リフト量を減らし、エンジンルームへの気流を増やしている。S字状インテークやNACAダクト、エアアウトレットで、ブレーキなど各部の冷却性も高められた。
ボディサイドのスカートやリアのスポイラー、ウイングなども目立つアイテムで、アグレッシブさを強めている。ただし、14%増えたダウンフォースの大部分は、フロント側で生み出されているそうだ。空気抵抗、ドラッグは3%減っている。
「6D」センサーが制御する「オーラ」
ウルス SEペルフォルマンテでは、トレッドは16mm拡幅。カーボン製ホイールアーチには、22インチか23インチのタイヤがムチッと収まる。その奥のエアスプリングは、一層タイトな姿勢制御を叶えつつ、より高いグリップ力が引き出されている。
このエアサスペンションを同社は「オーラ」と呼び、「6D」センサーシステムが制御する。前後・左右の加速度とピッチ、ロール、ヨーという6種類のパラメータに加え、ボディ四隅のセンサーを用いて、予測的で素早く正確に稼働するそうだ。

これにより、トラクションが向上。約200km/hから停止までの制動距離は、2m短縮できたとしている。ラリー・モードでの楽しさも、一層増したに違いない。今回の試乗は、イタリアのヴァイラーノ・ディ・ヴィディグルフォ・テストコースに限られたが。
エグゾーストシステムも新しく、V8エンジンのサウンドは熱烈。重厚な排気音に加えて、アクセルペダルを戻すと、オーバーランのゴロゴロという雷鳴も響かせる。
技術者渾身といえるスポーツ・モード
一般道向きのストラーダ・モードでも、サーキット向きのコルサ・モードでも、ウルス SEペルフォルマンテは従来以上のモンスターSUVであることは明らか。特にハイブリッド・システムが加勢し、高速域での加速力は従来以上の鋭さにある。
コーナリングは意欲的。ボディロールは見事に抑え込まれ、アクティブ・アンチロールシステムにありがちな浮遊感は排除されている。グリップは甚大で、接地感が頼もしい。

技術者渾身といえるのが、スポーツ・モード。電気モーターの瞬発的トルクを活かし、アクセルペダルによるライン調整のほか、路面を確実に捉え力強く蹴り出すような、興奮を誘う振る舞いを堪能できる。四輪ドリフトも、積極的に楽しめてしまう。
姿勢制御に無駄はなく、旋回時の振る舞いは遥かに軽いSUVのよう。ヘアピンを攻め込めば、内側のタイヤが浮き上がろうとする。試乗車が履いていたタイヤ、ブリヂストン・ポテンザ・レースの高剛性なサイドウォールも、回頭性や安定性に貢献していたはず。











































































































































