セアトが公表するCO2排出量は110g/km、燃料消費率は21.3km/ℓ。ヴォグゾールは128g/kmと18.2km/ℓを標榜する。

フォード・フォーカスの1.5ℓエコブーストはテスト車のように6速オートマティックを組み合わせる場合、CO2排出量は140g/kmと燃費は16.4km/ℓとなる。

車両価格はフォーカスが図抜けて高い。ATを選ばない状態でアストラよりも約£1,500(28万円)高く、アストラはナビや17インチ・ホイールが標準であるのに対して、フォーカスはさらに追加資金が必要となる。

走り出す前に

もっとも大きいアロイ・ホイールとスポーティなエア・ベントをもつレオンは、プレーンなアストラとやや古くなりつつあるフォーカスに比べると、いかにもやってくれそうなたたずまいだと感じる。

猛禽類のようなフォーカスのフロント・マスクは、オリジナリティの面では評価に値するが、ボンネットの高さは以外にも高め。これが親しみやすさと偏在的な印象を与えている。

アストラも細やかな部分は冒険をせず、フォーカス同様の親しみやすさを意識しているようだ。