フォルクスワーゲン・ビートル・デューン・プロトタイプ

公開 : 2016.01.14 23:50  更新 : 2017.05.29 18:57

もともとのビートルのオーナーにとってインテリアはお馴染みのものであるが、メーター周りのグラフィックやシートの色と対照的なステッチ、ステアリング・ホイールはデューンならではのもの。

春の終わりに英国で販売される際にはクーペとカブリオレの2展開となり、エンジンは1.2ℓ/1.4ℓ/2.0ℓガソリンの3種。出力は104ps〜220psとなる。

一方のディーゼルは1.6ℓ(111ps)と2.0ℓ(150ps)の2種類。どちらも現行ビートルからのキャリーオーバーである。英国では6速MTが標準となり、DSGはオプションの扱いだ。

冒頭に製品版と記したが、この個体は厳密にいうとプリ・プロダクション版である。アメリカのマーケットを視野に入れた仕様であり6速DSGを組み合わせていた。

■どんな感じ?

乗る前から個性の強さを感じる。スタンダードなビートルよりもはるかにアグレッシブに見えるし、ソフトトップのカジュアルな空気感もいい。

インテリアも外観のテーマを引き継いでいる。実際に変更がもたらされた点はさほど多くはないのだが、デューンらしさはきっちりと表現したといった印象だ。

メーター周辺のグラフィックやコントラストを重視したステッチ、デューンのバッジ、やわらかいコンソール上の素材を見ると、60年代のバハ・バグを思いだす。

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