モダンなダウンサイジング・ガソリン・エンジンは240psを発揮。粘り強いタイヤがきちんとパワーを路面に伝えている。

右足に伝わるエンジン・レスポンスは思ったよりソフトだ。ローンチ・コントロールが勤勉な仕事をするおかげで、必要以上にホイールが空回りすることもない。

視線はレヴ・カウンターから離すべからず。6000rpmを超えた当たりからレッド・ゾーンになるから、気がつけばオーバー・レヴになってしまうからだ。

0-97km/hまでは5.1秒、161km/hまでは12.4秒。悪い結果ではない。しかし1600mの時点で241km/hには到達できなかった。速度は228km/h。惜しい結果だ。

次はアウディA4。3.0ℓのディーゼル・エンジンは272psを生みだす。4WDシステムと8速のトルコンATを介して動力は伝わる。

これよりも控えめなエンジンを搭載するモデルにはデュアル・クラッチATが備わるが、心配することなかれ。十分になめらかな仕事をしてくれる。