レンジローバー・イヴォーク・コンバーチブル2.0 Si4

公開 : 2016.03.17 23:50  更新 : 2017.05.29 19:20

ただしコーナーが増えたあたりでプッシュすると、マスの大きさを感じるのは事実。ダウンヒルを高い速度で攻めれば、あたりにはブレーキから香ばしい香りが漂うし、左右ののったりとした動きも気になりはじめる。

コンバーチブルのイヴォークに適した環境はクルーズなのだと感じる。屋根を開け、ゆったりと走らせれば、重さが気になることもないし、身のこなしの遅さに違和感や苛立ちを感じる必要もないのである。

褒めるべくはサスペンションの対応域の広さである。ラフな路面でもパッセンジャーを不快にさせない鷹揚な動きなのだ。ベーシックなイヴォークに比べても当たりはやわらかく、これは ‘うれしい誤算’ だった。

後部座席は座れないまでもないが、その際、前席を前にスライドさせなければ、後席足元のスペースは保証されない。背の高いパッセンジャーであれば、足元の狭さに幻滅するだろう。一方、頭上スペースは幌を閉じた状態でも狭くない。

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