遠くからでも気付けるシルエット プジョーE-408 GT 58kWh(1) 好印象な内装に低くない実用性 高コスパな電動クロスオーバー

公開 : 2026.07.13 18:05

2024年末に発売のプジョーE-408が、早速アップデート。遠くからでも気付けるシルエットや、213psの前輪駆動は変わらず。強みはスタイリッシュな姿へ相応しい洗練の操縦性。UK編集部の評価です。

遠くからでも408だと気付けるシルエット

プジョー408が発表されたのは、2022年。バッテリーEV版も、すぐに後を追うと告知されたが、実際に市場へ投入されたのは数年後だった。しかし、先行していたエンジン版と歩調を合わせ、2026年仕様として早速フェイスリフトを受けている。

全長は4687mmとプジョーとしては大きく、車高が高めのファストバックという特徴的なボディをまとい、直接的なライバルは多くない。だが、日産アリアだけでなく、マツダ6eやテスラモデル3などとも、車格や価格で間接的に比較されるといっていい。

プジョーE-408 GT 58kWh 210(欧州仕様)
プジョーE-408 GT 58kWh 210(欧州仕様)

スポーティさは強くなくても、スタイリングは印象的。ボディサイドにシャープなラインが入り、リアフェンダーは力強く膨らむ。樹脂製のホイールアーチ・トリムが、クロスオーバー感を演出。3本ラインの新しいヘッドライトは、眼力が強まった。

遠くからでも、408だと気付けるシルエットだろう。ちなみに、同じEMP2プラットフォームを採用したシトロエンC5 Xは、英国では終売となっている。

213psのシングルモーターで前輪駆動

前輪駆動で、駆動用モーターは213psのシングル。駆動用バッテリーの容量は58.2kWhあり、航続距離は455kmが主張される。急速充電は、最大120kWに対応。充電時のプレコンディショニング機能や、便利な充電ソフトウエアが標準で備わる。

サスペンションは、前がマクファーソンストラットで、後ろがトーションビームという一般的な仕様。通常のパッシブダンパーと、コイルスプリングが支える。

プジョーE-408 GT 58kWh 210(欧州仕様)
プジョーE-408 GT 58kWh 210(欧州仕様)

英国価格は、マイルド・ハイブリッドより約1500ポンド(約32万円)高いだけ。GTグレードの試乗車は、4万3655ポンド(約917万円)だった。最長8年か16万kmまでの保証も付帯し、コストパフォーマンスは高いといっていい。

エンジン版とほぼ共通の好印象なインテリア

インテリアも、ボディと同様にエンジン版の408とほぼ共通。ダイナミックな造形で製造品質は高く、触感の良い物理スイッチが備わり、全体的な印象は優れる。

タッチモニターは、稀に反応が遅れるものの、メニュー構造を理解しやすく表示も鮮明。その下には、タッチセンサー・スイッチが並び、主要な車載機能へ簡単にアクセスできる。エアコンやシートヒーターなどに物理スイッチがあれば、一層望ましい。

プジョーE-408 GT 58kWh 210(欧州仕様)
プジョーE-408 GT 58kWh 210(欧州仕様)

メーターモニターも視認性が良く、表示情報は変更可能。ステアリングホイールが低い位置に伸びるi-コクピット・レイアウトが影響し、身長次第では少し確認しにくいが。

記事に関わった人々

  • 執筆

    アレックス・ウルステンホルム

    Alex Wolstenholme

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

プジョーE-408 GT 58kWhの前後関係

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