フォルクスワーゲン・トゥーラン

公開 : 2016.03.19 23:50  更新 : 2017.05.29 18:57

個性に富むシトロエン・ピカソやルノー・セニックに対して、トゥーランが果たして嫌な存在になるのだろうか? ヴォルフスブルクの底力がいったいどれほどのものなのだろうか? 以下5つのカテゴリーにて精査する。

■特徴

“足元と頭上のスペースに不足を感じないが、2列目のパッセンジャーは一般的な体格の方が好ましい” ― ニック・カケット(ロードテスター)

初代に比べると全長が130mm、ホイールベースが113mm長くなったといえど、外観からはシートが3列あることなど想像ができない。だからともいうべきか、開発陣はミドル・サイズMPV特有の悩みに直面した。

“7座、ただし3列目は12歳以下” という但し書きが必要なのである。15年前に比べるとチャイルド・シートは嘘みたいに大きくなった。この差が、近現代のファミリーにとって、購入のハードルになっているのである。

そこで大いなるパワーを発揮したのがMQBプラットフォームだ。全長/ホイールベースに加え、インテリアも63mm前後に長くなった。たった63mmと思うことなかれ。数字以上の威力を発揮するのである。

外観もよくなっている。どうしても実利主義になってしまうこのカテゴリーにおいて、‘ぎこちない’ ルックスに成り下がってしまうのは常だったが、ヘッドライトやグリル、その他ディテールでスマートさを表現している。

車重が軽くなっているのも重要だ。先代比-62kg。これは同クラスの平均よりも軽いことを意味する。サスペンションはフロントがストラット式、リアがマルチリンク式となり独立式であるという事実もまた重要である。

‘ダイナミック・シャシー・コントロール’ と呼ばれる可変ダンピング・システムも選べるようになった。この場合 ‘スポーツ’ あるいは ‘ラフ・ロード’ と呼ばれる標準からそれぞれ±15mmのスプリングを選ぶ必要がある。テスト車にはDCCが組み合わされておらず、エンジンは中間グレードに位置する2.0ℓのディーゼル・ユニット(150ps)を搭載し、トランスミッションはオプションにて6速DSGが装着されていた。

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