メルセデス・ベンツSL63AMGの詳細公表

公開 : 2012.02.22 11:21  更新 : 2017.06.01 00:54

メルセデス・ベンツは、新しいSL63AMGの公式パフォーマンスを発表した。それによれば、「パフォーマンス・パック」スペックでは、エンジン・パワーは557bhp、0-100km/h加速は4.2秒という。

新しいSL63AMGで特筆されるのは、、スタンダートなSLと同様、今回のモデルから基本構造に鉄を使わなくなったことだ。最新技術のアルミニウムとマグネシウムを基本に、カーボンファイバーと真空ダイキャストが組み合わせられ、前モデルよりも125kg軽い1845kgのボディウエイトをマークする。

SL63AMGは、広範囲に取り付けられるボディ・キットで、通常の第6世代のSLとの差別化が図られている。高級志向な初期のパフォーマンス・バージョンよりも攻撃的で、目的がはっきりしているスタイルだ。

エンジンは、前任のノーマル・アスピレーションの6.2リッターV8を捨て、最新のAMGモデルに搭載されているツインターボの5.5リッターV8が選ばれた。そして、それには2タイプのチューンが用意される。

ひとつは、スタンダードな530bhp/5500rpmのパワーと81.6kg-m/2000rpm-4500rpmのトルクを持つもの。もうひとつがオプションのAMGパフォーマンス・パッケージで、557bhp/5500rpmと91.8kg-m/2250rpm-3750rpmというパワー、トルクとなる。共にリア・ドライブで、AMGの7速スピードシフト・オートマチック・ギアボックスが組み合わせられることとなっている。

レース・スタートと呼ばれているスタート・コントロールが組み込まれているが、メルセデスはSL63AMGの0-100km/h加速を4.3秒、パフォーマンス・パッケージでは4.2秒とアナウンスしている。また、最高速度は、スタンダード・モデルでは250km/hでリミッターが効くが、パフォーマンス・パッケージでは300km/hに達する。

4リンクのフロント・サスペンション、リアのマルチリンク・サスペンションは、スタンダートなSLから大幅なチューニングが施されており、メルセデスABC(アクティブ・ボディ・コントロール)によって制御されるアクティブ・スプリングとダンパーもアップデートされている。

関連テーマ

おすすめ記事