フィアット124スパイダー

公開 : 2016.06.08 23:40  更新 : 2017.05.29 18:51

日本とイタリアの自動車メーカーが協力してそれぞれのモデルを生みだすことは、決してよくある話ではないが、いざ、インテリアを見てみると、マツダにありがたみを感じるはずだ。ちなみに幌はまったく同じである。

アンダーピンはMX-5と共通であるため、ホイールベース長は同じだが、全長は124スパイダーの方がやや長く(4mを超える)、横幅もわずかにワイドになっている。このおかげで荷室が少しだけ大きくなっている。

メカニカルの部分で特筆すべくは、エンジンをMX-5のものより増強している点だ。MX-5は自然吸気エンジンにこだわっているが、124は1.4ℓ ‘マルチエア’ ターボ・ユニットを搭載している。

124スパイダーの140psという数値は、MX-5の1.5ℓと2.0ℓユニット(後者は日本未導入)のちょうどあいだに位置し、一方のトルクはどちらをも凌いでいる。

燃料消費率はMX-5の1.5ℓユニットよりも優れた結果を示している(公表値は15.6km/ℓ)。CO2排出量は148g/km。こちらはあまり変わらない。

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