BMW 740Le xDrive

公開 : 2016.08.03 05:40  更新 : 2017.05.23 10:23

トランスミッションがふたつの仕事をするのが、ほかのクルマと異なるところ。‘Auto eDrive’ と呼ばれるモードがデフォルトとなるが、低〜中速度域で前進する場合、自動的にモーターが駆動源として選ばれる。さらに速度が増し、80km/h程度になるか、あるいはドライバーが強くアクセルを踏むと内燃機関が目を覚ます。

‘Max eDrive’ モードでは80km/hに達するまで、ピュアなバッテリー走行に徹する。‘バッテリー・コントロール’ セッティングを選んでおけば、後のドライブを考慮してバッテリーをどれくらい使用するかを決めることができる。高速道路でバッテリーを蓄え、市街地ではゼロ・エミッション走行をしようというわけだ。

シャシー・セッティングのためのモードは計3つ。‘コンフォート’ ではバッテリーとエンジンの振りわけをなめらかに行うためのモードであり、サスペンションももっともリラックスしたセッティングとなる。‘スポーツ’ は内燃機関とモーターを積極的に作動させるアグレッシブなモードであり、あわせてスロットルやステアリング・レスポンスもよくなる。サスペンションも硬くなる。

‘エコ・プロ’ モードは極力、電気のみの力で前に進もうというものだ。こちらならばエネルギー回生装置も進んで作動しバッテリーを充電する。40〜160km/hならばコースティング機能もキック・インする。エンジンがOFFになる傍らで、ギアボックス内の電気モーターが車輪によって回される。ちょうど自転車のダイナモを想像していただければわかりやすいだろうか。電力を生みだし、バッテリーをチャージする。

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