マツダ・アテンザ・セダンXDプロアクティブ

公開 : 2016.09.14 05:50  更新 : 2017.05.29 19:12

  • プロアクティブ(AT)の足元は17インチ・アルミが標準装備される。

■どんな感じ?

走行性能面の目玉商品は、やはりGVCである。エンジン制御だけで操安性の向上を図るのは画期的である。ただし、その効果は限られた条件で、わずかな変化しかもたらさない。トルクベクタリングや電子制御サスのような瞭然たる変化はもたらさない。しかし、その微妙な変化は走りの質の向上や安心感には極めて重要だ。

シャシー周りもブッシュ等々の緩衝機構が多い。タイヤも同様である。これらが入力を往なしてくれるから滑らかな走りが可能になるが、反応という点ではタイムラグの元。ならば事前に「緩み」取っておけばタイムラグも少なく反応するはず。早く反応すれば立ち上がり特性は穏やかになり、ピークも下げられる。というのがGVCの理屈であり、緩み取りにドライバーに感じられないほど短時間のエンブレを用いている。

舵を切り込んだ刹那に一瞬制御されるだけだが、旋回力の立ち上がりが早いのに初期回頭は穏やかで揺れ返しもない。ただし、減速を伴うターンインでは効果がない。というか減速しながら滑らかにラインを制御する上手なドライバーの運転手法をクルマが肩代わりしているのがGVC。普段からそういう運転を心掛けていれば不要…

でもないのがGVCである。恩恵を最も感じる状況は轍等のうねりのある路面、あるいは横風を受けながらの高速走行である。こういった状況では直線でも微妙な修正舵が必要となる。GVCを装着したアテンザは修正舵の操舵角が減少するとともに操舵感の据わりが向上。ちょっと大袈裟だが(しかも古臭いが)、バイアスタイヤからラジアルタイヤに履き替えたような感覚である。ちなみにシャシーはサスチューンも含めて従来車と共通だ。

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