■どんな感じ?

‘ダイナミックSナビ’ と呼ばれるテスト車のグレードには、17インチのアロイ・ホイールが組みあわせている。ちなみにメカニズムの変更点はない。

よって、ダイナミクスに関してはフォード・フィエスタのほうが勝るが、ステアリングは軽いものの正確。自信をもって、望んだラインに車体を持っていくことができる。

一方の乗り心地はどっしりと安定したもの。コーナリング中にバンプを踏んだとしても、車体は特にイレギュラーな動きを示すことなく、前進する。

フィエスタと違って、低速走行中にセカンダリー・ライドに悩まされることもない。17インチ・ホイールを履いているのだから、なおさら感心する。

また、フィエスタの3気筒エコブースト・ターボと比べると、クリオの3気筒ユニットは静かだ。さすがにモーターウェイを走らせると、100psと17.3kg-mのフォーカスのほうが、90psと13.8kg-mのクリオより有利なのは否めないが、インテリアは、多くの人がクリオの勝利だというだろう。