ボルボV40 D4 R-デザイン・ポールスター・エディション

公開 : 2017.01.25 05:55  更新 : 2017.05.29 19:07

■どんな感じ?

ボルボV40(など)に搭載されているボルボの2ℓ4気筒のディーゼル・ユニットの出来のよさは群を抜いている。

ベーシック・ユニットは1750rpmから40.8kg-mもの大トルクを発生。その意味はたんに数値にとどまらない。発進時は大きな力で前から引っ張られるように感じられるところに真価がある。

走行中にアクセルを踏み込むとディーゼル・エンジンなのか、より高回転まで回るガソリン・エンジンなのか、にわかに判断がつかない。

じつにスムーズに気持ちよく回るエンジンだ。ディーゼル特有のカラカラというノッキング音がきわめて低く抑えられているうえに、振動はじつに低い。ひとことでいうと上質なスポーツ性が身上である。

V40 D4 R-デザイン・ポールスター・エディションのD4ユニットにはポールスターが開発した専用ソフトウェアが組み込まれている。

そのため最高出力は190psから200psに上がり、最大トルクは40.8kg-mから44.9kg-mへと増している。

それにより、そもそも出来のよいD4エンジンがさらに磨きがかけられている。「中間トルクの向上、スロットル・レスポンスの向上、ギア・シフトの変速スピード最適化、エンジン・パフォーマンスの最適化」とボルボが列挙した「恩恵」にまったくうそはない。

V40 D4 R-デザイン・ポールスター・エディションのよさを簡単に書くと、スポーティだが都会的に洗練されたモデルとなる。

際だったキャラクターである。8段オートマチック変速機のセレクターをDレンジに入れてアクセル・ペダルを軽く踏み込んだだけで、特別さはすぐわかる。


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