ランボルギーニ・アヴェンタドールS

公開 : 2017.01.25 05:40  更新 : 2017.05.29 19:21

アヴェンタドールSで注目すべきは、四輪操舵システムだ。果たして ‘狂気’ で押し通していたアヴェンタドールは、インテリ系スーパーカーに生まれ変わったのだろうか? バレンシアで試した。

■どんなクルマ?

アヴェンタドールSに求めるもの。それは通常モデルよりも乗っている最中に刺激的で、いかなる場合においても人目を魅きつけること。

つまり、‘スーパー・スポーツカー’ を具現化したようなモノであると世間に証明しなければならない。

もともとのアヴェンタドールLP700-4は、スーパーカーとして申し分のないデザインを身にまとう。一度見たら忘れられないプッシュロッド・サス、全てがカーボンのシャシー。NAで700psをも叩き出す6.5ℓV12エンジン……。

役者は揃っている。

しかしミウラ、カウンタックディアブロムルシエラゴと比べると、アヴェンタドールは ‘よくデキすぎている’ という意見も少なからずあった。たしかに、かなりの速さを誇り、官能的で、大胆なのだが、ハンドリング性能はより ‘安全’ を目指した最先端のモノとなっていた。アンダーステアでハラハラすることもないだろう。

限定生産のSVバージョンが追加されたのは2015年。微調整が加わり、さらにパワフルさダイナミックさを増したこのモデルは1963年に創立のランボルギーニのラインナップの中でも突出した存在となった。

50kgのダイエットに成功し、パワーはそれまでの700psから750psにまで進化。物議を醸した、出力などに応じて制御が入るEPAS(Electrical Power Assist Steeringの略)ダイナミック・ステアリングや、改善が加わったエアロなどはニュルブルクリンクにて、ポルシェ918スパイダーとほぼ同じのタイムを叩き出すことを可能とした。

からくりだらけハイブリッド・システムを組みあわせるクルマではなく、古典的なV12に依存することも悪くないし、価格もポルシェの大作と比較するといくらか安かった。

あたらしいアヴェンタドールSのために、ランボルギーニはSVを見つめ直し、いくつかを流用している。具体的には以下の通り。

・ダイナミック・ステアリングを流用
・最高出力を740psにアップ
・スーパーカーにとって必須の四輪操舵を採用

あらたなシステムが加わったわけだが、ちなみに乾燥重量は1575kgをキープしている。

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