メルセデスE220dクーペがフル・モデルチェンジ 先代、そして現行セダンより楽しいのか?

公開 : 2017.03.14 12:18  更新 : 2017.05.13 12:48

Eクラス・クーペはスマートに生まれ変わった。武器は洗練性であり、装備であり、高級感である。ただし、クーペに期待される敏捷性はというと……。

■どんなクルマ?

SクラスCクラスに続き、Eクラスにも新型クーペが登場した。7年間の現役を退いた先代の焼き直しの域を超え、スリークな2ドアのニュー・モデルは4ドア同様、シャシーからさまざまなメカニズムまで全面的に見直しが図られた。

先代のシャシーは、旧型Cクラス用がベースだった。今回使用されているのは、メルセデスの新世代プラットフォームである「MRA(モジュラー後輪駆動アーキテクチャー)」で、その採用に伴いボディ・サイズは拡大した。

全長は+123mmの4826mm、全幅は+74mmの1860mm、全高は標準仕様のサスペンション装着車で+32mmの1430mmだ。

ホイールベースは113mmも延長した2873mmで、前後トレッドも67mm/68mm拡幅して1605mm/1609mmとなる。

これにより、室内スペースも広がった。前席はヘッド・ルームが18mm、ショルダー・ルームが50mm、エルボー・ルームが38mm先代を上回る。

後席のそれらは、15mm/34mm/13mm、ニー・ルームは74mm増加した。ところがトランク容量は、なぜか25ℓ減少した425ℓとなっている。

英国仕様唯一のディーゼル車である£40,135(563万円)のE220dは、最新世代のアルミ・ブロック2.0ℓ直4ターボを搭載。194ps/40.8kg-mを発生し、尿素SCRを装備してユーロ6排出ガス規制をクリアする。

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

メルセデス・ベンツ Eクラスの人気画像