ディスカバリー5(ディーゼル)試乗 さらばラダーフレーム! アルミモノコックの完成度は?

公開 : 2017.06.27 11:40

■どんな感じ?

ホントに “フル” 7シーター?

ディスコ伝統のサードシートは居住性とシート収納機構の両面で明確に進化している。2列目スライドを最後端にセットしても、身長178cmの私が3列目に座って、身体のどこかが当たることはない。モノコック構造最大の恩恵は低床化で、ディスコ4でも優秀だった3列目のヒール段差はさらに改善。「フル7シーター」のキャッチフレーズに偽りや誇張はなく、多少の閉所感(とあくまで2人掛けであること)をのぞけば、アルファードヴェルファイアなどのミニバンの3列目より健康的な空間に思えるほどだ。

サードシート収納/展開機構もより使いやすくなっており、ワンタッチ(もしくはオプションで電動化も可能!)で、座面が斜め後方に沈みながらフラットになる。


内装の質感表現はさすが本体価格800万円級のクルマらしく高級。一見すると「レンジなみ?」と思える高級感だが、各部の素材づかいはレンジとは巧妙に差別化されている。今回の試乗会にはレンジも置かれていたのだが、2台をならべて比較すると、やはりレンジのほうが圧倒的に高級である。


車両感覚もしかり。ディスコ5は絶対的に小さなクルマではないが、レンジと比較するとわずかに低く、そしてひとまわりコンパクトなハンディ感がある。操縦性や身のこなしもレンジよりワンランク軽快だ。
 

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