試乗 V8搭載のアストン マーティンDB11 AMGとは大きく異なる

公開 : 2017.10.04 11:10  更新 : 2017.10.06 11:00

AMG製V8エンジンを積んだ次世代アストン マーティン。V12エンジンのDB11と比べてどうでしょう。AMG GTとの違いにも踏みこみます。

もくじ

どんなクルマ?
V8のDB11 V12との差は?

どんな感じ?
サスペンション、ステアリングに変化
AMG GTはドライサンプ DB11はウエット
各モード◯ ハンドリングも文句なし

「買い」か?
アストン 長い伝統にマッチ

スペック
アストン マーティンDB11 V8のスペック

どんなクルマ?

V8のDB11 V12との差は?

V8エンジンを搭載したアストン マーティンDB11。アストン マーティン社とダイムラーAG社の間で4年前に締結された企業提携により、メルセデス-AMG製のエンジンを搭載した初のモデルとなる。

新しいアストン マーティンのために用意されたのは、3982ccのV8ツインターボ。ドイツのデスメタル・ファンがイギリス貴族のディナー・パーティに呼ばれたかのように、DB11のエンジンベイに納まっている。今後起こりうる課題を予測した上で、導入しているのだろう。

このエンジンは、アストン マーティンが今後生みだすすべてのモデルにおいて、不可欠な存在となるはずだ。

トルク・ウエイト・レシオは、V12が51.4kg-m/トン、V8が52.9kg-m/トンという差になる。V12エンジンは旧式で重量がかさむいっぽうで、AMGのV8はラジエーターも小型化でき、安価であっても数値は良好だ。

V12モデルの方が100psほど強力で、0-100km/h加速時間も優れている。そのうえ最高速度も高く、ゲイドン生まれの兄妹の上下関係は保たれてはいる。しかし、トルクの差は2.4kg-mしかなく、弟分の方が115kgも軽量なこともあって、実際の差は大きなものではない。

ではなぜこのような上下関係を(あえて)作ったのか。

アストン マーティンはDB9にのみV12エンジンを積んだモデルを提供してきたが、それは、V8を搭載したヴァンテージをリリースするために必要だったのだ。

イギリスでDB11を購入する人の場合、気筒数が1/3少ないエンジンを選んで£13,000(195万円)を節約したとしても、オプションのホイールや塗装、グレードトリムやステレオ類を選択してしまえば、帳消しとなるだろう。

しかし世界のほかの地域においては、この差はクルマを選択する際の大きな理由となりうる。例えば中国では、V12モデルよりも4000cc V8モデルの方が、税金面では£70,000(1049万円)も優遇されるのだ。立派なガレージを用意できるほどの金額だ。

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