【試乗】可変圧縮比エンジン インフィニティQX50プロトタイプ

公開 : 2017.11.24 19:05  更新 : 2021.06.24 12:30

「可変圧縮比エンジン」のインフィニティQX50プロトタイプに試乗しました。圧縮比の切替えについては、「ドライバーが気付くことはない」というレポートです。

試乗取材 世界初、インフィニティの可変圧縮比エンジン車

北米、中東で成功をおさめたインフィニティであるが、英国をはじめとするヨーロッパにおいては未だ成果を上げていない。

しかし、日産の高級車ブランドは “革新的テクノロジー” という切り札を手に入れた。それがこのインフィニティQX50のプロトタイプである。ここでは試乗レポートをお届けしたい。

日産が所有する米国・アリゾナのテストセンターで、われわれの前に姿を現したのは「可変圧縮比エンジン」搭載のQX50だ。ジャガーF-ペース、BMW X3を追い詰めるために、ここで日々技術が磨き上げられていく。

インフィニティQX50プロトタイプ試乗

このモデルは世界初となる可変圧縮比エンジン「VC-ターボ」を搭載する。

シリンダー内の燃焼プロセスを制御し、様々な負荷条件のなかでいかにパワフルに、いかにエコノミカルにエンジンが機能するかを調整するのだ。同ブランドによれば、25%ほどの効率性向上、さらに出力・トルクのアップに成功したという。

VC-ターボの開発を率いるチーフエンジニアの木賀新一は、20年近くにわたり可変圧縮比エンジンを研究してきた。
 

関連テーマ

おすすめ記事