解説 マクラーレン・セナ V8やモノケージIII/P1と720Sと比較も

公開 : 2018.02.18 07:40  更新 : 2018.02.18 13:04

セナのインテリアについて

キャビン

「最も重要なのはドライバーが驚くほどのラップタイムを記録できる環境であることです」と、このスパルタンなインテリアについて語るのはアルティメット・シリーズのヴィークルライン責任者であるアンディ・パーマーだ。

「インテリアを整理し、パワーウインドウのスイッチやライト、ドアハンドルをオーバーヘッド・コンソールに集約する事で、操作性を維持しながら、サーキット走行での邪魔にならないようにしました」

同様に、コンフォート、スポーツとトラックの通常使用される3つのドライビング・モードはセンター・コンソールに設置されたスイッチで切り替えが可能な一方で、完全なレース・モード用ボタンはルーフに設置されている。

ドライブ、ニュートラルとリバースを切り替える3つのボタンは、シート脇に固定されシートと共に移動するコンソールに設置することで、ドライバーにとって常に最適な場所に位置するようになっている。

シザース式ドアを開閉するためのガス・ストラットが非常に目立つ場所にあるが、これは重量をセーブするために軽量ストラットが使用できるよう、ドアを最も効率的に支持できる位置に取り付けられているからだ。

シート

シート重量はわずか8kgとこれまでマクラーレンが制作した中で最軽量となる。3.3kgのシートシェル全体にパッドを設ける代わりに、重量削減のためにエンジニアは圧力分布を測定して身体とシートが接触する箇所を割り出し、その場所にだけアルカンターラ製パッドを取り付けている。

さらなる構造分析によって、重量を削減するためにシートのどの部分が不要で削除可能かまで調べ上げることができた。

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