フォルクスワーゲン・ビートル・カブリオレ 1.2TSI

■どんなクルマ?

ニュー・フォルクスワーゲン・ビートル・カブリオレは、既に138bhpの2.0ℓターボ・ディーゼル・モデルが英国に導入されているが、今回新たにラインナップに加わったのはベーシックなモデル、1.2TSIに6速マニュアル・ギアボックスを組み合わせたモデルだ。

ビートル・カブリオレには、158bhpの1.4ℓガソリン、197bhpの2.0ℓガソリン、そして104bhpの1.6ℓディーゼルなどもラインナップされているが、1.2TSIはその最もベーシックなポジションに座る。そのパワーは104bhp。燃費は16.4km/ℓで、Co2排出量は142g/kmだ。

ディーゼル・モデルの22.2km/ℓという燃費と、118g/kmというCO2排出量には敵わないが、その分、価格は1,500ポンド(22万円)安い。従って、そのランナップの中でも1.2TSIは、英国で最も人気が出るモデルになるに違いない。

今回、われわれがテストしたのは、ブルートゥース、エアコン、MDIインターフェイス、ボディ同色ダッシュなどが装備されたデザイン・トリムだ。

■どんな感じ?

正直に言えば、そのクオリティはゴルフ・カブリオレの同等モデルと比べると3,000ポンド(44万円)追いついていない。従って、フォルクスワーゲンのバッジを堂々と付けることのできる最高のモデルというわけではない。

メーカーがこのクルマに与えたスポーティらしさというものが不明瞭なのも気になる。コーナーでの挙動は概ねフラットなのだが、街中の鋭いコーナーを抜ける際には、リア・エンドがこぶを乗り越えるかのような挙動を示す。また、舗装の悪い道では、ボディがブレることもある。ビートルに穏やかな乗り心地を望むのであれば、それは間違った選択になる。

しかし、そういったダイナミックさを要求しないのであれば、1.2TSIは間違いなくベストなチョイスでもある。世界中で最も静かな4気筒というわけにはいかないが、そのトルクフルなフィーリングは必要にして充分。スマートなマニュアル・ギアボックスも、おそらくそれよりは滑らかなフィーリングだが高価な7速DSGよりも良い選択かもしれない。

■「買い」か?

フォルクスワーゲンのネームプレートにシンプルなエンジンの組み合わせを望むなら良い選択だ。価格も安く、開閉のスピードも文句ないフードを持ち、装備も悪くない。とにかくカブリオレというボディ形状を望むニッチなファンには最適な1台かもしれない。

(ニック・カケット)

フォルクスワーゲン・ビートル・カブリオレ 1.2TSI

価格 20,525ポンド(295万円)
最高速度 179km/h
0-100km/h加速 11.7秒
燃費 16.4km/ℓ
CO2排出量 142g/km
乾燥重量 1388kg
エンジン 直列4気筒1197cc
最高出力 104bhp/5000rpm
最大トルク 17.8kg-m/1550rpm-4100rpm
ギアボックス 6速マニュアル
 
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