ディーゼルエンジン 128年の歴史 前編

公開 : 2018.03.21 06:10

ディーゼルの死(1913年)

1912年、初(※)のディーゼル機関搭載の船、セランダ号が就航した。その2年後、世界初のディーゼル機関車がドイツで本格的に利用され始めた。

この間に、ディーゼルは姿を消し、二度と現れなかった。1913年9月のことだった。イギリス・ハーウィッチ行きの運河横断フェリーに乗っていたが、夜の間に姿を消してしまった。彼の死体が見つかることはなかった(※2)。自殺か他殺かはわかっていない。

※商船、デンマークでは世界初
1903年に、ニジニ・ノヴゴロドの造船所で、世界初のディーゼルエンジン搭載石油タンカー “Vandal” が進水。
1910年: ノルウェーの探検船フラム号にディーゼルエンジンを搭載。
※2 死体は引き上げられなかったが、ルドルフのID、財布、ピルケースなどを身につけた死体がオランダ船の乗組員により発見された。腐敗がひどく、人相がわからず、引き上げられなかった。自殺と結論づけられたが様々な説がある。

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