パイオニア新型サイバーナビ LINEで目的地設定 80周年モデルも

2018.04.19

サイバーナビの新シリーズは、LINEで地図アプリと会話し、目的地設定ができます。コネクテッド機能をどんなカーナビよりも高めた2018年モデルをご紹介。さらに、パイオニア80周年記念のハイエンド新モデルレンジ「Xシリーズ」についても解説します。キーワードは「銅」。

text&photo:Hiroyuki Kondo(近藤浩之) photo:編集部

もくじ

ニュー・サイバーナビシリーズ登場
LINEで目的地登録 「MapFan BOT」とは?
オーディオ機能の高みを追及 ハイエンドオーディオカーナビ
サイバーナビXシリーズの80台限定モデル発売

ニュー・サイバーナビシリーズ登場


2018年4月18日にパイオニアが、カロッツェリア・サイバーナビの2018年ニューモデルを発表した。サイバーナビのニューモデルに加え、ハイエンドオーディオカーナビの導入、車種専用10V型ディスプレイモデル、さらに既報のカスタムフィットスピーカー、11.6V型のフリップダウンモニター、ディスプレイオーディオ、ドライブレコーダーなどと多岐にわたるニューモデルがアナウンスされた。

この発表会の中では、今年からパイオニアがサポートを行う「carrozzeria Team KCMG」のドライバーとして全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦する、小林可夢偉選手のトークショーも開催。パイオニアのウェブコンテンツとなる「小林可夢偉のクルマリノベーション」の連載も行っていた小林選手の、音に対するこだわりなどが語られた。

前記の通り2018年のニューモデル発表は多岐にわたっていたのだが、ここではサイバーナビのニューモデルに的を絞って紹介してみることにしよう。

プラニングからお出掛け中まで、ドライブをサポート

パイオニアがカロッツェリアの上級モデル、サイバーナビシリーズのニューモデルを発表。この6月に販売を予定しており、新たに追加された機能全てがより楽しく、より便利にドライブをサポートするためのものとなっている。

そのひとつがドライバーの行動範囲を広げ、ドライブでの新しい発見の機会を創出するために、スマートフォン(iPhone/Android)と連携し「MapFanコネクト」に対応したこと。これは、スマートフォンではMapFanのアプリ(6月に配信予定・無料)、PCではMapFanのブラウザと車内のサイバーナビとを専用サーバーを通じて結び、端末-サイバーナビの双方向でデータのやりとりを可能とするもの。具体的な機能は以下の通りとなっている。

スポットフォルダー

いつかは行ってみたい場所をアプリやブラウザで検索し、ブックマークすれば、サイバーナビの「スポットフォルダー」に最新の200件を登録できる。もちろん登録されたスポットは、そのまま目的地にも設定可能となっている。自宅などでゆっくり、いつかは行ってみたい場所を調べながら登録できるのがウレシイところだ。

スポットリザーブ

スマートフォンやPCで目的地を設定すると、サーバーを通してサイバーナビに送信。サイバーナビ起動時に目的候補地として表示されるため、ナビ上で住所などを打ち込むことなく目的地のルートを検索できる機能。例えばドライブの前の晩などに自宅で目的地を設定しておけば、出発前に慌てることなくスムーズにスタートできる。

ドライブプラン

出発から帰宅まで、アプリやブラウザでスポットの滞在時間までを含めたドライブプランを設定可能。ルートはもちろん、出発時間やスポットでの滞在時間の指定、最大5カ所の立寄り地点登録などができるため、自宅などで事前にプランを作成できる。高速道路などの料金も確認できるので、予算の管理も可能だ。これで時間が足りなくて予定した場所に全部行くことができない、なんてことも無くなるかも。

マイカーシーク

スマートフォンやPCなどで、自分のクルマの位置や走行軌跡をリアルタイムに確認できる機能。家族などに迎えに来てもらう際や待ち合わせなど、クルマがどこにいるのかを確認できることに加え、盗難の際の自車の追跡などにも役立つ。また「ドライブプラン」と組み合わせることで、会社や出張先などクルマから離れた場所にいても、現在クルマがある地点(自宅の駐車場など)を出発地にしたプラン作成も可能となっている。

これに加え、目的地をLINEで設定してしまう機能も追加されてた。

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