【話題のミラー型ドラレコなど今秋も大豊作】パイオニア・カロッツェリアの新製品を徹底解説!
公開 : 2025.10.16 11:45
パイオニア『カロッツェリア』が2025年秋モデルを発表。話題のミラー型ドライブレコーダーのスタンダードモデル始め、見逃せないアイテムたちを浜先秀彰が解説します。
機能性に優れたコスパ抜群のミラー型ドラレコ
パイオニアの展開するカーAVシステムブランド、『カロッツェリア』が10月9日、2025年秋モデルを発表した。さまざまなジャンルで注目となるモデルが揃っているので、順番に紹介していこう。
1月に発売したミラー型ドライブレコーダー『VREC-MS700D』は高画質、高機能で高い人気を誇っているが、今回新たに価格を抑えたスタンダードモデル『VREC-MZ300D(実勢価格3万2000円)』が登場。手が届きやすい価格で必要十分な機能を備えたハイコストパフォーマンス機に仕上がっている。

11型IPS液晶ディスプレイやフロントカメラを搭載したミラー型ボディにコンパクトなリアカメラをパッケージした2ピース構成。本体背面のフロントカメラは助手席側に引き出すことで純正ミラーとの干渉が防げ、配線の接続部が車内側から見えないスマートなデザインとしている。
取付けは本体を付属のゴムバンドで純正ルームミラーに重ねて固定し、シガーライターソケットに電源プラグを差し込めばOKだ。
リアカメラは車外に取り付けることも想定した防水・防塵仕様で、トラックやキャンピングカー、オープンカーなどにも対応する。
前後ともにフルHD画質(解像度1920×1080)で映像記録ができ、OMNIVISION製PureCel Plusセンサー採用のナイトサイト機能で夜間やトンネル内も鮮明な撮影を行える。
また、軽快な操作が行える静電式タッチパネルや後方映像の距離感を調整できる3倍ズームなど使い勝手を高める機能も備えている。
今回同時に、全長が長いクルマに使用できるリアカメラ用の延長ケーブル『RD-RC300E』もラインアップされた。
サイバーナビや楽ナビと連携するETCユニット
ETCユニットもモデルチェンジし、ETC2.0対応の『ND-ETCS2 II(実勢価格4万1000円前後)』と、ETC対応の『ND-ETC9 II(実勢価格3万円前後)』の2モデルがラインアップ。
どちらもサイバーナビや楽ナビの画面上への情報表示や音声による案内などを行える連携機能を搭載し、国土交通省が変更を予定している『新セキュリティ規格』にも準拠。

ND-ETCS2 IIについてはETC2.0ならではの機能として、渋滞回避や安全運転支援、災害時支援に関する情報取得、有料道路の一時退出などのサービスを利用できる。
トヨタ車専用設計でダッシュボード奥に装着されている純正スピーカーと入れ替えられるスピーカー『TS-H100-TY(実勢価格:2万5000円前後)』も発売。トヨタ車用の変換コネクターとネットワークを同梱しているため、配線加工も不要で簡単に取り付けられる。
9cm口径のミッドレンジに2.9cm口径のトゥイーターを組み合わせた構造で、車室内空間への音の広がりを促す『ディフューザー形状』や、指向性を自在に調整できる『ロータリー機構』などを備えている。
また、カロッツェリア独自の『Open&Smoothコンセプト』も取り入れられ、クリアな中広域再生や最適な音場と臨場感あるサウンドの創出を行える。
適合車種はプリウス、シエンタ、ノア、ヴォクシー、アルファード、ヴェルファイア、クラウンクロスオーバー、クラウンスポーツ、ランドクルーザー250などとなっているが、一部のオーディオシステムには対応していない。最新の詳細な適合情報は同社公式サイトに掲載される。








