ジャガーXK復活プラン 首脳陣を直撃 「スポーツカー」の重要性語る

公開 : 2018.05.02 10:40

スポーツカーの重要性

F-タイプや次期XKはまず、エントリーレベルの300psを発揮する2.0ℓターボやその他にも直列6気筒が用意されると考えられている。直6は現在F-タイプにも使われるフォード製V6を置き換えるとみられる。

F-タイプとXKにはこれらの他にも最上位版としてSVR仕様が用意されるだろう。F-タイプSVRは580psで0-100km/h加速を3.7秒でこなす。もちろん、4シーター版では重量増にともない多少遅くなるだろう。

2012年の発売以来、F-タイプはジャガーの2シータースポーツカー市場における立ち位置を決める上で非常に重要な役割を果たしてきた。メーカー全体の販売台数に占める割合は大きくないが、北米や中国などの市場では着実な販売実績をあげている。

F-タイプはジャガーがSUVブームに参入する前からのスポーツカーメーカーとしての歴史を象徴するモデルだ。SUV市場がさらに混迷を深める中で、ブランドの差別化は重要だ。

さらに、F-タイプ・コンバーチブルの顧客の4分の3はジャガーを初めて購入する層なのだ。そして、このクルマがそういった顧客のジャガーに対するイメージを変えることにつながっている。

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